阪神大震災から17年たった2012年1月17日、産経電子版でこういう記事があった。
「黙祷」を「黙●(=示へんに寿の旧字体)(もくとう)」と書いてあるのが奇妙である。
黙禱がささげられた」と書こうとすると「禱」が環境依存文字で化けるのだろう。では「黙祷がささげられた」と書けばいい。
「祷」が擴張新字体なのだろうか。假にそうだとして使わない理由にはならないだろう。


【阪神大震災17年】東日本大震災で「1・17」の意味が大きく変化- MSN産経ニュース

【阪神大震災17年】
東日本大震災で「1・17」の意味が大きく変化

2012.1.17 12:21 (1/2ページ)
 6434人が犠牲になった阪神大震災は17日で、発生から17年を迎えた。発生時刻の午前5時46分にあわせ、兵庫県内の被災地各地で黙●(=示へんに寿の旧字体)(もくとう)がささげられた。追悼行事には昨年3月11日に発生した東日本大震災の被災者も参加。東日本と阪神の被災者がともに犠牲者の鎮魂を祈った。早朝に追悼行事が行われた神戸市中央区の東遊園地ではこの日、東日本大震災が発生した午後2時46分も黙●(=示へんに寿の旧字体)をささげる。
(以下略)


 
 そもそも「(=示へんに寿の旧字体)」と書くくらいなら「(=示へんに壽)」と書くほうがまだましである。