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潰瘍性大腸炎に限らず、さまざまな炎症疾患は、ストレスが直接の原因とはいえないまでも、ストレスによって悪化する、というのは、いろんなところに書かれてもいますし、私も、実感しています。
この二年半、軽症とはいえ寛解しない状態を続けてきましたが、振り返ってみると、悪化したパターンが分かります。
去年、オーケストラで働いていたとき、とても忙しいオーケストラでしたが、それでイタリアツアーに行ったときなど、練習場所の教会にトイレがなく、死にそうな思いを何回かしました。私の状態は、2時間おきにトイレに行ければなんとかなるよ、という感じでしたので、普段の生活では、人より少し頻繁にトイレにいくかな、くらいなのですけれど、こういうことになると、毎日念のためにナプキンを当て、それでも、よく一回も漏らさなかったものだ、と自分でも感心するほどです(笑)
今だから笑えますが、、毎日下痢、の状態で生活していると考えると、あまり楽な事態でないことが分かってもらえるかと思います・・・(これでも軽症なのです。)
なんとか乗り切り、6時間のツアーバスもなんとか飲まず食わずで行けたのですが、そのツアーの後、まるごと一週間ほとんど外に出ずお休みしました。正確に言うと、お休みせざるを得なかったのです。
ストレスというのは、アドレナリンを同時に出すようなもので、ある程度負荷が過ぎると、一種のハイな状態になって、ストレスがかかっていることを忘れます。ですから、イタリアの間中、私はハイになり、今日もいける!大丈夫!今日も大丈夫だったよ!と、妙に前向きであり、体もなんとか持ちこたえるのです。
イタリアでなんとか持った理由は、日中暑すぎる、という理由であったお昼寝タイム、と、その暑さ(おなかを冷やす心配がない)もありましたが、なにより、なんと元気にしていなければならない!という張った気持ち(ストレス)だったのです。
なので帰ってきて、一日二日たつと、気持ちのゆるみとともに、ものすごい血性下痢がはじまり、一週間ほど、自分のストレスを放出するのに費やすことになりました。
あ~ストレスたまってんな~
といっている間に、本来は少しずつほぐしていくのが一番です。
というより、常々、お、ストレスたまってるぞ~
と自分で感じられる自分になる、というのが実は一番大事なことかもしれません。
私は、この病気になったとき、4年ほど前ですが、とくになにもストレスのたまるような生活をしていませんでした。
でも、それは外からみた常識で判断した生活パターンでは、でした。
学生でしたから、寝る時間も十分ありましたし、
ものすごく忙しくもなかったんです。肉体的に疲れてる理由なんてありませんでした。
お酒好きなので、毎日飲む元気すらありました。
でも、実は、
あまり望まない引っ越し、
あまり最初から気の進まなかった男性との関係からの、
そこから逃げるように関係を結んだ人とのゆがんだ恋愛、
狭い日本人コミュニティーの中での気遣い、など、
自分の気持ちを無視するようなことばかりやっていたんです。
だって、若いんだから大丈夫、もっと大変なひともいるんだからこれくらい、
こんな私を好きになってくれたんだから、こたえないと、
しかし、私は鈍感すぎて、
ほんとうはそうじゃないでしょ、
ということを、病気になっても実はわからなかったんです。
というのも、最初は、非常に軽い状態で、症状がほとんどなかったのです。血便もよく見ないとわからないくらいで。
病気の診断をうけたにも関わらず、相変わらずの精神状態で生活していた私に、とうとうガツンときたのが、2年半前、一日にして悪化しました。
それから一年は、ただやみくもにもがき、
この6か月ほど前に初めて、自分の感覚にもっと敏感になるべきだということにようやく気づき、ストレスをかんじられないような状態が続いたあとは、必ず休み放出されるストレスを目いっぱい感じるようになりました。そこで、本当は何を望んでいたのか聴いてみるのです。
これだけ無視してきた自分ですので、まだうまくいかないこともたくさんあるのですが、とにかくここ一年くらいは、とにかく自分が暮らせるだけ稼げればいいから、と思い、心と体の状態を優先しています。そして、不思議な事に、そう決めたら、そうでもいいよ、という環境になってくれています。(つまり、暮らせるくらいのお金だけど、いっぱい休める状態です)
実は、
ホットヨガ始めようともくろんでおります。
ててわけで、今日は朝、めぼしをつけておいた、近くのスタジオに見学にいきつつ、申し込みをして来ようと思っていたのでした。
でも、朝起きたら、すごーくガスがたまってて(久しぶりな話題ですが、潰瘍性大腸炎患ってます)、
何度トイレにいってもすっきりしない・・・。
すっきりしないと、怖くて外出れない・・・。
となり、結局なんと午後の3時まで家を出れず!(今日はオフでした)
結局、何を食べたいのか考えて一日が終わり。
お寿司テイクアウェイ!となり。
今全ロンドンで大人気のお寿司、バスに乗って、わざわざ食べてきましたよ(混んでる観光地のセンターじゃなくて、すいてるオフィス街が良かったんです)。
テイクアウェイのつもりでしたが、結局本持ってって、食べながら読んでました。
やっぱり、ご飯がまずいんですが、、こちらはサーモンがおいしいので、普通に食べられます笑
ちなみに、バスに乗って向かう途中に行ってみたいヨガスタジオがあったので、バスの車窓から、よく目を凝らしてみていたのですが、どうにも見つからない・・・。
地図で見たら、私は道路の反対側をご丁寧にも凝視していたらしいことが判明しました(笑)
明日、バラマーケットに行きつつ、こんどこそ、勇気を出して申し込みに行ってくる予定であります!
こんなつまらない日記ですが、なんで書いたかというと、今日は、非常に気持ちが沈みやすかったのです・・・。
まぁ良いこともあった、と見つけようとした日記です♪
あっという間に5月になっておりましたが。
おなかに爆弾を抱えながらの明日からの旅です。
パリって、嫌いなのに好きみたいな、へんな場所。
妙に緊張している私がいます。
フランス語が久しぶりっていうのもあるんだけど、
というのも、意外と2年ぶりくらいだったりして。
いろんなところに行く機会がある私ですが、ロンドンと双璧をなす大都会、パリは、機会がありません。
また、ポンピドゥー美術館に行く予定です。
パリに行ったら必ず行くのです。
明後日、幸運にも時間があるので・・・。
4月末は、3月のリベンジともいえるコンサート。
今回は、この前より褒め言葉を受け取れたかも。
やっぱり一緒に演奏した仲間から、またやりたいといわれるのは、とてもうれしいものです。
お金をもらうことなんか、ラッキーなボーナスとも思えるくらい。
よく、
「好きなこと仕事にしてて、恵まれてますね」
と、やっかみ口調で言われることもあるのですが、
今は全く気になりません。
むしろ、こんなに稼げない職業、好きじゃなかったら誰もやりません(笑)
そもそも好きじゃなかったら、ここまで、人が聴きに来る演奏レベルになれません。
全く好きなところが思い当たらないことを、職業にしていたら、精神に異常をきたしてしまうと思います・・・。好きな音楽ですら、精神的にきついこともたくさんあるくらいですから・・・。
毎月命の縮む思いで家賃を払っているのですが、それでも、今の幸せに目を向けられるようになってきたのは、自分自身の進歩かもしれない。
見えない未来を見ようとすると、不安で死にそうだけど、
今、どこにいるのかを見る勇気はでてきたかもしれません。
さて、パリでいいもの、見られるかな。
ブリュッセルでおいしいもの、食べられるかな。
今日も、朝からリハーサル。
昨日から食べたかったので、ハンバーガーをわざわざ食べに行く。
そしたらコーヒー飲みたくなったので、エスプレッソを飲む。
靴が見つからなかったのは誤算だったけど、
帰って、のんびりしまくり
一時間ほど昼寝をし、
オイルパックをし、
ビョークを聴き、
バナナケーキを作り、
紅茶と食し、
明日に備える。
私は一度にいくつものことをできるタイプじゃない、ことが分かってきて、
だから、本当にやりたい事を見つけたい。
じゃないと、ただのぷーになっちまう(笑)
たぶん、音楽なんだけど、
マルチタレントを求められる中、
私は何ができる?
何がしたい?
と、問い続けてみる。
明日は絶対いいコンサートになるぞ。