2011年8月22日 (月) 雨時々曇り
寒い
日中の最高気温は10℃に満たなかったみたい。
朝から小雨がシトシトで一日中広~い雲が空を覆ってました



お陰で霜は降りなかったみたいだけど
Sanaorioは月曜日だけに午前中はそこそこの患者さんでした。
午後は雨が強くなって 閑古鳥
患者内訳は、最近日本人とパラグアイ人が半々位です。
やはり貧困層は慈善病院に行くのが多いLa.地区。
一私立病院の管理者としてパラグアイの制度と日本の制度を比較して思うところを徒然なるままに・・・
パラグアイは国の政策で、「貧困層も医療を受けられるように」と各町に慈善病院(Puesto de SaludまたはCentro de Saludなど)が設置されています。
La.は3200人の人口で、当院が毎日10~12人平均の患者さん数に対して、600m離れた慈善病院では30~40人だそうです。
慈善病院には検査機器はなく、30歳前の若い医師が診察して、そこにある薬なら無料で配ってくれます。
あと、子宮頸がんでの死亡が多いパラグアイならでは(?)、女の人が行くと子宮頚部細胞診をするのを待ち構えている助産師が居て、検査してくれます(されます)。
季節ごとのインフルエンザワクチンや子供の3種混合なんかも無料でやってくれる。
これ全部国の費用。
パッと見、とてもいい制度に見えますが、検査や診断の面で足りず、ちょっと怖い気がする。
いうなれば「医者が居る保健室」って感じ。
(どうしても検査が必要な人は当院で検査だけしたりもしますが・・・)
国の政策で、本気で病院としての機能をさせるなら、もう少しお金かけて、X線やエコーくらい整備してもいいようなものだけど・・・金はない
近所にある私立の病院でまじめに診療してる身(私)としては、診察料ただの病院が隣にあるんだから、患者さんの数では圧倒的に少ないのも仕方ない。
日本の制度では、国民皆保険で、病院によって「ここは割引デカいよ~」とか禁止(自由診療は別)だから平等感あるけど、パラグアイのようなやり方だったら、ふつうの病院つぶれるわな。
我々のような私立の病院では、住民の給料に比較して医療費が高いのは否めない・・・
方やタダ、方や高値
産油国みたく、国にお金があれば何でもできるけど、金もないのに政治的な動機のために、無理して診察料ただとか言うのはちょっとね~
日本の党でもありましたね バラマキ
やはり甘い言葉に国民は弱いのは世界共通!?
「健康を守るのにはお金がかかる」
日本には皆保険のいい制度があるんだから、むやみに病院通いするのとか自粛して、医者もモラル守って、利益のためにいらない薬出したり、無理な手術したり、無駄な延命したりしないで、制度を守らないといけないよな~
貧困層の多いパラグアイには、しっかりした国が運用するような保険制度(病院の整備)が必要だと思います。