【TH2109ゆるキャン△・TH2102国鉄キハ20系風車両・TH2101ニセ湘南色を撮影する】天竜浜名湖鉄道ラッピング列車がタップリ⑤

 

撮影日=2024年2月18日(日)

【再びTH2109ゆるキャン△列車に乗る】

 

↑天竜二俣15時23分発234列車掛川行きもTH2109ゆるキャン△列車であった。午前中にも乗っているものの車内をじっくり観察する事はなかった。昔ならば人がどんなに多く居ても車内撮影していたものであるが(被写体に人が写らない範囲で)、今やプライバシーや肖像権などの問題で個人レベルとは言え撮影し難い。周囲への配慮も必要で、結局は人がいないタイミングで撮れば鉄道車両としての記録的価値も高まる。

 

 

↑これが「ゆるキャン△列車」の車内。ゆるキャン△の世界が表現されている。この漫画は読んだことが無いので、具体的な話の内容やキャラクター名はわからないが、主要キャラクターの紹介もなされている。この写真は乗車後スグに撮影したものだが、数十秒としないうちに同業者がこれでもか!と言う感じで車内を撮影しまくる。ここでいう同業者とは鉄道マニアと言うよりはゆるキャン△ファンと言った感じだった。車内もゆるキャン△ファン(漫画オタク)が集まるという独特な雰囲気がした。

演出としては車内の内装・外観塗装だけで、車内放送は通常の物。ゆるキャン△声優が放送しているわけではない。

このゆるキャン△列車は2024年2月25日(日)を持って運行終了した。理由は不明だが、この手の漫画とのコラボは製作者側との契約期間の関係等「大人の事情」が絡んでいる事が多い。

234列車で帰宅する・・・予定だったが急に気が変わり、遠州森駅で緊急下車となった。

 

【国鉄キハ20風のTH2102】

 

↑遠州森駅で下車。到着直前に下車すると決めたので急いで行動。こういう事は多々ある。前途の予定は・・・到着後に決めれば良い。そのため最近は事前にガッツリと予定を組んでおいても、その通り行く事の方が少ないので、大雑把な予定だけ考えておいて、前途はその場で決めるようにしている。そういう事が出来れば「乗り鉄(旅行)の上級者」である。

遠州森駅は16時過ぎまでは有人駅。運賃精算は駅で行うとの事であったが、1日フリーきっぷなので改札口で見せればおしまい。一応は静岡県森町の中心駅と定義されているが、駅前には静岡銀行の支店とセブンイレブン(コンビニ)があるくらいで、意外と人通りが少ない。やはりロードサイド化した町の作りで、駅中心ではなく道路中心に店舗や集客施設が集中する。森町だと県道40・58号沿いである。

 

 

↑16時08分発136列車掛川行きは国鉄キハ20系風のTH2102であった。今回は乗らず。車内はキハ20の説明パネルがある。この車両は二俣線時代は主力車両だったので、そのリバイバルと言った感じだ。鉄道マニア的にはこちらの方が面白いのかも。

 

【ニセ湘南色TH2101Re+】

 

 

↑お目当てはこれだ。遠州森16時08分発235列車天竜二俣行きに乗る。ニセ湘南色だった。二俣線時代も含めて湘南色の車両は走った事がないはずだ。「Re+」と称している。TH2101である。この車両は初めての乗車となった。

 

 

↑車内はこんな感じ。座席構造こそは変わらないが、木目調の壁になっているおかげで高級感がある。利用の主体は高校生でほぼ満席で遠州森駅を発車。円田、遠江一宮、豊岡と下車が続く。この先の乗車はほとんどない典型的なローカル線の利用実態であった。人の流れとしては天竜二俣方面へのそれもあるが、その場合は列車は選択されず車一択と言うのはあるあるの話であった。それが公共交通機関の厳しい実態で、「廃線は絶対ヤダ!鉄道存続賛成!でも普段は乗らない」と言う沿線住民が多い矛盾した主張が全国的に展開されているが、結局は「乗って残そう」である。収益が取れない(人が乗らない)=公共交通としての役目を果たしていないと判断するのがフツー。「車があるならば車で移動すれば良い」と言う理論なのだ。それまでして鉄道を残す理由?それは遠くから来る人の集客装置・鉄道自体が観光地・鉄道が通る事で街がシンボルになる・街が衰退しないため・・・などの理由があるが、これ以上述べると長くなるので、今回はこれで終わりとしておく。

 

 

↑天竜二俣駅は2番線到着。反対の3番線には16時34分発335列車新所原行き(TH2103)と接続する。ざっと30人程度は乗っていたので一安心。TH2101の編成写真でも記録する。この後は留置線に移動しこの日の運用は終了となるのであった。