★1月11日から三江線まさかの冬眠!冬眠から復活するのはいつか?

三江線の三次~浜原について、2018年1月11日から「冬眠」してしまった。冬眠から目覚める様子は
今日時点(2月3日)で感じられない。下手すれば廃止日(2018年3月31日)まで目覚める事なく、そのまま廃止・・・と言う最悪の結末も否定できない状況だ。

1月11日は日本海側を中心に大雪となり、新潟の信越線では列車が15時間も駅間で立ち往生する事案も発生した日だ。
三江線も大雪の影響で全線で運休。Youtubeで見た動画では、石見川本駅の線路は深い雪で覆われたものの、1月16日には石見川本~江津で除雪作業等が終了し運転再開。浜原~石見川本も2月2日から運転再開。列車が運休している、三次~浜原はバスによる輸送を実施しているが、道路状況や天候が悪いとバスも運休する事があるとしている。

JR西日本 キハ120(321)口羽にて

↑陽が暮れてものすごく寒かった2017年11月の夕方の口羽駅。私が最近三江線に乗ったのはこの時で、雪はさすがに降っていなかったが、空気は完全に冷えていた。
2017年12月10日頃になって三江線沿線でも雪が降るようになった。私が行ってから約2週間後の事である。

一部ウワサでは「トンネルが崩落している」と言う未確認の情報もあったが、少なくても列車運転を再開している浜原~江津については、仮にそれがあったとしても小規模なものであったと思われる。自然災害に弱い三江線の悪い面が露呈した感じだ。
これもYoutubeによる現場動画だが、三江線では倒木が非常に多く発生している。倒木の撤去作業に時間がかかっている。

JR西日本 石見川本駅 留置中のキハ120

↑除雪用車両も三江線に配備。常時は口羽や石見川本に置いてあって、写真の黄色い車両の前に連結したグレー塗装の機関車の前に除雪用機械が付いている。
しかし、距離の割に両数が少なく、一度に長い距離除雪できないため、除雪作業そのものに時間がかかっている。

今日2月3日から数日程度日本海側を中心に大雪になるので、国交省が「不急不要の外出を止めよ」と国民宛に通達を出している。この先も大雪になりやすい天気予報となっているため、動いている浜原~江津でさえも再び大雪で運休する可能性がある。
三江線の場合、地形が悪いので除雪完了に加えて、倒木、落石、鉄道施設の破損の有無が大きく影響してくる。仮に被害状況が悪いと冒頭で申し上げた通り、「そのまま廃止」もあり得る。
これだけは、自然が相手なので「何も被害が出ないでくれ」と祈るしかない。

三江線の冬眠復活はいつになるだろうか?
冬眠からの復活は、除雪完了+被害なしが認められた時。
今後も大雪になるため、例年は3月になれば暖かくなるので、そこまで待たないといけないかもしれない。
なお、JR西日本が言うには「三江線が大雪でこれだけ長期間運休した事はない」としている。今年の冬がいかに寒く、いかに雪が多い事を物語っている。

★今後の予告

本題とは異なるが、三江線廃止までの間やる事を予告する。
当ブログでは、改めて「なぜ三江線が廃止にならないといけないのか?」を近日中に公開。
その後、私が乗下車した三江線に乗車した時の様子や「駅」について記したブログ記事を一部編集を加えた上で再公開。
3月には2回に分けて「最後の三江線乗車」を予定している。もちろん最終運行日の3月31日(土)は現場に行って、「鉄道が消える瞬間」をこの目でしっかりと見て来たいと思っている。
”よそ”よりも詳しくわかりやすく”よそ”が報じない「三江線の最後の現場の生の様子を完全描写」し、それをみなさんにお伝えする予定なので、期待してお待ちいただければ幸いだ。

三江線最終運転日まで残り56日。
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