★東豊線栄町からバスで南北線麻生へ


北海道中央バスの路線バス 麻生駅にて

↑栄町からは北海道中央バスの路線バス(麻26系統)で、南北線の麻生(あさぶ、N01)へ。バスの運賃は210円で約15分。本数が2本/時程度しかないが、東豊線と南北線を効率よく乗り潰すにはバス連絡があっても良いだろう。
麻生駅で降りると、ここも歩道が「アイススケートリンク」。麻生の方が足元が滑りやすく慎重に歩いた。真面目に滑りやすい路面であるが、地元の人は、やはり何事もなかったかのように歩いている。とりあえず近くの入口を見つけて、雪とは無縁の地下鉄駅構内へ。

★阪神電車ジェットカー並みの猛ダッシュをする南北線5000形

札幌市営地下鉄南北線 5000形(5616)

↑11:55発の真駒内(まこまない、N16)行きは5000形の5616。

札幌市営地下鉄南北線 5000形(5616)

↑車内は独特な形。「六角形の車体」と言う記述も見られるが、現場で見た限りではそのように感じさせなかったが・・・。車体のヨコが広く乗車出来る人数を増やしている工夫も。やはり荷棚はないので、荷物は膝の上に置いた。
5000形6両1編成で、北海道唯一の4ドア車。始発の麻生で座席は全て埋まった。

麻生を発車。加速が鋭い。後ろから押される勢いで、阪神電車のジェットカーみたいな走り方だ。起動加速度は4,5km/h/sで、JRの一般的な電車は2,6~3,5km/h/s程度なので、「数字」だけ見れば、”走りだし”で猛ダッシュする事がわかる。
「地下鉄をご利用いただき、ありがとうございます。この電車は真駒内行き・・・」と自動放送が全てしゃべり切っていない段階で、もうホームは消えていた。

さっぽろ(N06)、大通(N07)、すすきの(N08)と札幌のど真ん中を通る路線のため、客数も多い。さっぽろでまとまった乗降があったが、大通、すすきのまでの短区間利用も少なくない。

札幌市営地下鉄は全線が地下線とは限らない。南平岸(みなみひらぎし、N13)から真駒内までは地上に出た。しかし、着雪を防止するため線路上は全面がシェルターに覆われていた。南平岸~真駒内の駅間は他区間よりもやや長くなる。
高架+シェルターにした理由は、着雪対策以外に建設費の削減。高架なので高いように感じるが、地下に掘る方が高額でこれと比べて半分程度の値段で済むと言う。

札幌市営地下鉄南北線 5000形(5616)

↑麻生から約35分で真駒内に着く。

札幌市営地下鉄南北線 真駒内駅


札幌市営地下鉄南北線 真駒内駅

↑ホームドアが完備された真駒内駅。札幌市営地下鉄の終着駅は全て島式ホームで統一されており、1面2線が基本だ。運用もシンプルで真駒内に着いて数分後には麻生に戻る。

札幌市営地下鉄南北線 真駒内駅

札幌市営地下鉄南北線 真駒内駅

↑真駒内駅のバスのりば周辺は、「アイススケートリンク」+「スキー場」+「泥道」が合体していた。意外に歩きにくかったのが、「泥道」の横断歩道で、クルマ・人が多く通るため、雪が溶けて茶色く汚く濁っていた。直接この上を歩くと足を取られやすく、なるべく少ない歩数で通過した。

札幌市営地下鉄南北線 真駒内駅

「??」と思ったのがバス停。どこかで見た事あるマーク。「東急マーク」だった。「札幌に東急??」と思ったが、よく見ると、「JOTETSU CORPORATION」とあった。「じょうてつ」とは札幌周辺で路線バスの運行、不動産事業を行っている東急グループの1社で、私がよく聴く「日高晤郎ショー」のCM宣伝でもおなじみの札幌周辺でスーパーマーケット等を運営する「東光ストアー」も系列会社である。

・・・真駒内からは再び南北線に乗り大通へ向かい、今度は市電に乗る事にした。

4回目に続く