★トーマスフェスタ会場の千頭は大賑わい

【列車番号】9レ
【時刻】駿河徳山13:19→千頭13:31
【車両】元近鉄16002編成

駿河徳山からは9レで千頭へ。これに乗り遅れると約3時間列車がない。
1本前の7レ程の混雑は見られず、全ての座席が埋まる程度。
やはり9割方は千頭のトーマスフェスタ目当てのお客であるが、時間的には遅い方で、短時間で楽しむにしかない。

千頭に着くとすぐに改札口を抜けて、道の駅音戯の郷へ。ここも一部がトーマスフェスタ会場になっており、駐車場や体験乗車出来る小型機関車の「ラスティー」(1回300円)のりばも。



↑転車台の奥では、13:39発の新金谷行き7002レのジェームスが出発できる状態に。



↑すると大きく汽笛が鳴って、蒸気を吐き出す。これで出発だ。







↑ゆっくりと新金谷へ向けて発車。



↑転車台のすぐ近くには、トーマスと一緒にやってきた客車が留置中。
客車前にはちょっとした踏切が設置されており、これが道の駅とトーマスフェスタ会場(千頭駅鉄道施設内)に接続する専用通路だ。
だが、トーマスフェスタ会場に入るだけでも500円必要で、クルマで来た場合は入場券150円もさらに必要だ。この専用通路はトーマスフェスタ会場に入場できる事を示すきっぷを所持している事が条件で、それがないと通してもらえない。



↑パーシー(6)やヒロと展示中だったトーマスが動き出した。向きは既に変えてあるため、転車台に載る事はない。



↑推進運転(バック)で私の目の前にやってきた



↑後ろにあるトーマス専用客車と連結。





↑これで連結完了。すぐに発車。





↑一旦本線に出て、再び推進運転でホームに入線。これでやっとトーマスに乗車出来る流れだ。大井川鐵道のSLは千頭駅においては、ホームに止まっている時間が長いので、比較的早いタイミングから車内で待つ事が出来るが、この日はジェームスの発車と臨時電車急行(3802レ・14:00発)の発車時間が近かったため、発車ギリギリまで入線出来ない状況であった。
千頭発の時間は工夫して欲しいと思ったのが本音で、ジェームスとトーマスの間に臨時急行を入れると、千頭でゆっくりと遊ぶ事が出来ない。
15時台に金谷方面に向かう列車は1本も設定されていないので、ここに臨時急行が設定されれば、長く千頭に滞在できるし、貴重な足になる。



↑14:00発の3802レ臨時電車急行が発車。座席が全て埋まる程度であった。







↑14:10に新金谷行きの7004レトーマスが発車。完全な満席でビッシリとお客で埋まっていた。



↑トーマスが発車するとすぐに、電気機関車いぶき501が単機回送。



↑「普通のSL」であるC11-190も推進運転で単機回送。



↑転車台にやってきたC11-190。



↑転車台に載った。顔の向きを見ると金谷方面とは反対側のため、ここで向きを変える。千頭駅の転車台は2011年から使用されており、千頭発のSLでも顔の向きが先頭として運転出来るようになった。元々は転車台がなく、背中を先頭にしていたため、顔が完全に隠れていたが、それが解消。同時に新金谷~金谷のSL運転も取りやめて、電車によりリレーしている。
千頭駅の転車台は手動で行う。作業員に加えて機関士や車掌も集まって総勢7~8人がかりで方向転換する。







↑これで向きが変わった。トーマスやジェームスではサービスで1周半してもらえるらしいが、これはあくまでも「普通のSL」。発車時間も迫っているため、そのようなサービスはなく、半周させて正しい向きにして、線路が正しく接続されたか確認出来るとすぐに転車台を離れた。

千頭駅周辺はとにかく出店、土産物店が多くあった。土産物は川根茶や千頭や寸又峡周辺の名物品に加えて、トーマス関連の菓子や雑貨等も多くあった。そして、とにかくお客が多い事。直接的な大井川鐵道利用者でなくても、普段は人通りが少ない千頭駅周辺にお客が多数来る事で、経済効果は極めて大きい。
トーマスが呼びこんだお客で、「トーマス効果」は大井川鐵道の利用者増加だけではなく、川根や奥大井地区の集客にも大きく貢献していると感じた。
一応は期間限定で始めた大井川鐵道のきかんしゃトーマスも「定番イベント」として今後も続けないと、集客できないとも感じた。
私としては、さらなるトーマスと仲間たちが増える事、井川線や寸又峡行き路線バスも巻き込んだ展開を期待したい。井川線にトーマスの仲間がいないのは、ある意味ではもったいないと思う。

6回目に続く。