中津川から1時間で長野県木曽地域の中心都市木曽福島に

着いたのは11:12。今までの駅とは違い、ホームには雪がない

所もあった。やはり乗り降りするお客が多く15~20人程度が

入れ替わる。

★115系の総走行距離は?115系の走行を楽しむ

木曽福島を発車すると、お客は先ほどよりも多少多くなる。

雪は少なくなり、陽射しも差してきたほどだ。

原野では下車客がきっぷを持っていないためホームで

車掌に直接運賃を払う人が多い。

無人駅が多い路線だと、車内できっぷを買い求める必要があるが

車掌がこなかったりすると、下車時に払わざるを得ない。

そうすれば時間もかかるため遅延につながる。

これで時間がやはりかかったため2~3分発車が遅れる。


JR中央西線 宮ノ越~藪原

↑宮ノ越~藪原

木曽福島発車後は”うねる”ほどのモーター音は聞けず

おとなしいものであったが、宮ノ越発車からは直線が続く

線形もあって速度がどんどん上がり、モーターも”うねる”。

これぞ国鉄型の力強い走りだ。

ところで、115系は登場から30年以上が経過しているが、

総走行距離はどれくらいに達しているのであろうか?

全般検査は8年若しくは60万キロ間隔なので、単純に

考えれば240万キロ程度は走っていると思うが?

1日辺りの運転距離は長いため、距離がこれよりも延びている

可能性は十分あるだろう。

長野の115系はJR東日本線に限らず、中央西線・飯田線と

言ったJR東海線、しなの鉄道線にも乗り入れるため、

路線図にはそれら線区と駅名も書いてある。

JR東海線に入れる115系はATSの関係で一部編成に留まる。

また、3両のN編成は中央東線の甲府以東の運用がない。


JR中央西線 藪原駅

↑趣のある駅舎が特徴の藪原。

旧中山道の宿場町奈良井宿があるのが次の奈良井。

長野行きの1007M「しなの7号」に道を譲るため11:38から

4分止まる。ホームには雪が少ないため大桑みたいな事に

なる事はないと思いホームに降り立つ。


JR中央西線 奈良井駅


JR中央西線 奈良井駅

↑奈良井駅のホーム。




↑ホームと115系の間に段差がある。

奈良井で降りるお客もいたが、それなりの観光地なのに

「しなの」は全列車スルーするのがもったいなく感じた。

だが、数字を見ればスルーしても文句は言えない。

1日の平均乗車人数は2011年のデーターで85人。

奈良井に行くには中央西線ではなくクルマが主体なのであろう。

また、JR東海の駅でもっとも標高が高い934mである。

その駅は高山線方面かと思ったが意外であった。

奈良井発車時の客数は1つのボックスに2人程度で

これが2両だと立客が出るレベルだ。

3両の829Mの車内には立客はいない。


JR中央西線 木曽平沢~贄川

↑木曽平沢~贄川(にえがわ)

塩尻市に所在する中央西線の駅は多く広く長い印象が強い。

線路沿いにある幹線道路は高速バス?の運行もあるようで

京王バスが通り過ぎていた。

贄川から日出塩(ひでしお)にかけてトンネル続きで、

日出塩から先は住宅や工場が広がる。塩尻市の郊外と言った感じ。


JR中央西線 洗馬駅

↑洗馬(せば)は中央西線で最も北にある駅。

立派なホームを有しており、次の塩尻までの間で完全に雪が

消えてしまった。木曽地域と塩尻周辺では気候がまるっきり

違うようだ。

塩尻駅の留置線には東京の東海道線で走っていた211系が

何両も留置していた。しばらくしたら長野の工場に入るんだろうが

一体どうなるのであろうか?

塩尻は会社境界駅。JR東海からJR東日本の乗務員に交代し、

塩尻から一気にお客が増える。

塩尻~松本間は町に雪が全くなかった。