こんばんは。
「18きっぷ」の利用可能な時期に東京~大垣間で運転する
臨時の夜行快速「ムーンライトながら」は2009年3月以降
JR東日本の183・189系で運転を続けてきた。
↑形式が2つ書いてあるが、これは1編成に183系の型式と
189系の型式の2種類を組成しているためで、ウエートとしては
後者が多い。首都圏にある183・189系は現在定期列車での
運転はなく全て「波動用」と言う臨時扱いでの運転しかない。
定期列車として存在するのは
↑長野189系が信越線の一部列車であるくらいで、
繁忙期には中央東線の「あずさ」として運転する事も稀にある。
・・・最近首都圏の波動用として使われてきた183・189系の
廃車が急速に進行。元々波動用として疲れてきた車両は決して
状態がよろしくなく、老朽化も激しく進んでいる。
183・189系の「ながら」に乗ればわかるが、走行中は横揺れが
激しく乗り心地はとても悪い。車内の設備も老朽化している事が
目に見えてわかる状況でもある。
しかも、一部車両を除き座席は簡易的なもので座り心地も
悪いので慣れていないと満足に眠る事も出来ない。
満足に眠れる有無は個人差があるが、決して快適な列車とは
言えない。
この183・189系は先日この夏の運転が終了。
その際にサボに183・189系が引退する旨が出されたと言う。
すなわち、これが出されたと言う事は183・189系による運転は
この夏までで、次の冬(概ね12月20日前後から1月10日前後まで)
「ながら」の運転がある場合、別の車両になる事を示している。
では、どんな車両で運転するか?
↑もっとも有力と言われているのが185系だ。
国鉄時代に新造されてから約30年にわたり廃車が1両も
発生しない”優等生”であったが、最近になってついに185系にも
廃車が発生。編成中間に連結するグリーン車が数両廃車になり
今夏から高崎線・上越線で走る一部特急がグリーン車非連結と
なった。グリーン車だけが廃車になった理由は不明だが、
恐らく老朽化ではなかろうかと私は思う。
さらに最近になって185系(主に踊り子で使う編成)の
種別行先幕が新しいものに更新され、その中に今までなかった
「ながら」が追加されたのはネット上でも話題になっている。
今までなかった種別行先が追加されると言う事は、運転する
可能性が出てきたことを示す。
ただ、追加されたからと言って185系を使用した「ながら」が
100%運転開始すると言う事を意味しているわけではない事も
ありうると言っておきたい。
詳しくはわからないが、行先種別の幕の更新は頻繁に行われる
ものではないと思う。将来もしもの時に備えて「ながら」でも
運転出来るように準備したに過ぎないのではないかと私は考える。
185系は現在熱海~三島間のJR東海線に毎日入線しているが、
三島以西は過去に入線実績があるのか?と思ってしまう。
ホーム等の設備の確認や乗務員や整備担当者向けの訓練で
185系の入線がJR東海管内で行われれば、
「185系ながら」は現実的なものと言ってよかろう。
↑根強い人気なのが373系。「ながら」が定期列車だった
2009年3月以前は毎日これで運転していたが、臨時になると
これは撤退し現在に至っている。
373系の現状としては、かなり”ヒマ”な状況。
特急「ふじかわ」と「伊那路」、静岡周辺の「ホームライナー」しかない。
静岡の車庫に止まっている373系も昔よりもかなり多い。
車両運用的には十分余裕があるので、「373系ながら」の
復活を期待したいのも本音だが、現実的には厳しいだろう。
以前聞いた話だが、JR東海線はATS-P型を整備。
車両もそれに対応しないといけないが、「ながら」で運転する場合
JR東日本線のATS等の保安装置を車両に搭載する必要がある。
東京~熱海間の東海道線もATS-P型ではあるが、
373系に搭載しているATSは他社線に入った場合互換性が
ないようでJR東海線内でないと機能しないと言う。
必要な費用をかければ機能できるようになるため
この問題は解結するが、たかが臨時列車のためだけにこれを
搭載するか?はJR東海の経営判断だし、費用対効果を考えれば
十分効果があるのかと言われると疑問に感じる所もある。
また、373系の車庫は静岡にあるため東京まで送り込む必要が
ある。昨年春までは東京~静岡間の普通列車が走っておりこれが
送り込みの役割をしていたが、今やこの列車もなくなった。
送り込むために営業列車として臨時に仕立てるか、
回送で送り込むかのどちらかしか選択肢がない。
後者だと非効率で利益も生まれないので前者が良いに
決まっているが、そこまでの事をJRがやるかはやはり疑問だ。
従って、373系にすると現実的にいろんな問題があるので、
「373系ながら」の復活は低いと見た方が良いだろう。
「18きっぷ」の利用可能な時期に東京~大垣間で運転する
臨時の夜行快速「ムーンライトながら」は2009年3月以降
JR東日本の183・189系で運転を続けてきた。
↑形式が2つ書いてあるが、これは1編成に183系の型式と
189系の型式の2種類を組成しているためで、ウエートとしては
後者が多い。首都圏にある183・189系は現在定期列車での
運転はなく全て「波動用」と言う臨時扱いでの運転しかない。
定期列車として存在するのは
↑長野189系が信越線の一部列車であるくらいで、
繁忙期には中央東線の「あずさ」として運転する事も稀にある。
・・・最近首都圏の波動用として使われてきた183・189系の
廃車が急速に進行。元々波動用として疲れてきた車両は決して
状態がよろしくなく、老朽化も激しく進んでいる。
183・189系の「ながら」に乗ればわかるが、走行中は横揺れが
激しく乗り心地はとても悪い。車内の設備も老朽化している事が
目に見えてわかる状況でもある。
しかも、一部車両を除き座席は簡易的なもので座り心地も
悪いので慣れていないと満足に眠る事も出来ない。
満足に眠れる有無は個人差があるが、決して快適な列車とは
言えない。
この183・189系は先日この夏の運転が終了。
その際にサボに183・189系が引退する旨が出されたと言う。
すなわち、これが出されたと言う事は183・189系による運転は
この夏までで、次の冬(概ね12月20日前後から1月10日前後まで)
「ながら」の運転がある場合、別の車両になる事を示している。
では、どんな車両で運転するか?
↑もっとも有力と言われているのが185系だ。
国鉄時代に新造されてから約30年にわたり廃車が1両も
発生しない”優等生”であったが、最近になってついに185系にも
廃車が発生。編成中間に連結するグリーン車が数両廃車になり
今夏から高崎線・上越線で走る一部特急がグリーン車非連結と
なった。グリーン車だけが廃車になった理由は不明だが、
恐らく老朽化ではなかろうかと私は思う。
さらに最近になって185系(主に踊り子で使う編成)の
種別行先幕が新しいものに更新され、その中に今までなかった
「ながら」が追加されたのはネット上でも話題になっている。
今までなかった種別行先が追加されると言う事は、運転する
可能性が出てきたことを示す。
ただ、追加されたからと言って185系を使用した「ながら」が
100%運転開始すると言う事を意味しているわけではない事も
ありうると言っておきたい。
詳しくはわからないが、行先種別の幕の更新は頻繁に行われる
ものではないと思う。将来もしもの時に備えて「ながら」でも
運転出来るように準備したに過ぎないのではないかと私は考える。
185系は現在熱海~三島間のJR東海線に毎日入線しているが、
三島以西は過去に入線実績があるのか?と思ってしまう。
ホーム等の設備の確認や乗務員や整備担当者向けの訓練で
185系の入線がJR東海管内で行われれば、
「185系ながら」は現実的なものと言ってよかろう。
↑根強い人気なのが373系。「ながら」が定期列車だった
2009年3月以前は毎日これで運転していたが、臨時になると
これは撤退し現在に至っている。
373系の現状としては、かなり”ヒマ”な状況。
特急「ふじかわ」と「伊那路」、静岡周辺の「ホームライナー」しかない。
静岡の車庫に止まっている373系も昔よりもかなり多い。
車両運用的には十分余裕があるので、「373系ながら」の
復活を期待したいのも本音だが、現実的には厳しいだろう。
以前聞いた話だが、JR東海線はATS-P型を整備。
車両もそれに対応しないといけないが、「ながら」で運転する場合
JR東日本線のATS等の保安装置を車両に搭載する必要がある。
東京~熱海間の東海道線もATS-P型ではあるが、
373系に搭載しているATSは他社線に入った場合互換性が
ないようでJR東海線内でないと機能しないと言う。
必要な費用をかければ機能できるようになるため
この問題は解結するが、たかが臨時列車のためだけにこれを
搭載するか?はJR東海の経営判断だし、費用対効果を考えれば
十分効果があるのかと言われると疑問に感じる所もある。
また、373系の車庫は静岡にあるため東京まで送り込む必要が
ある。昨年春までは東京~静岡間の普通列車が走っておりこれが
送り込みの役割をしていたが、今やこの列車もなくなった。
送り込むために営業列車として臨時に仕立てるか、
回送で送り込むかのどちらかしか選択肢がない。
後者だと非効率で利益も生まれないので前者が良いに
決まっているが、そこまでの事をJRがやるかはやはり疑問だ。
従って、373系にすると現実的にいろんな問題があるので、
「373系ながら」の復活は低いと見た方が良いだろう。