こんばんは。
西入善からは17:31発の562M富山行きでこの日の出発駅魚津に
戻る。562Mは475系で車掌がいる乗務員室前の座席に座る。
厳密に言うとやってはいけない事であるが、
562Mの車掌は暑いのか?制帽を脱いで窓を開けて涼んでいた。
概ね80~90km/hで走行していたが、これくらいの速度で走れば
極端に暑くない限り外から入ってくる風は涼しく感じる。
今や窓が開かない列車がほとんどのため、窓を開けて直接
涼む事が出来るのは乗務員の特権と言えよう。
ただ、逆に言えば475系は国鉄型車両の中でもかなり古い部類に
入るため、乗務員室にクーラーがありそうな感じはせず、
窓を開けないと室温が下がらないため、暑い環境で乗務しないと
いけないようにも見えた。
↑562Mの475系車内にある北陸地区の路線図。
かなりシンプルなデザインであるが具体的な駅名が書いてあるのは
北陸線だけ。七尾線等支線は路線名だけで駅名は書いていない。
前日に乗った七尾線の415系も全く同じデザインの路線図で
あったが、書いてある範囲は七尾線と金沢周辺の北陸線に
限られていた。
よ~く見ると修正した後も多数あり、例えば富山港線の部分が
白く消されて富山ライトレールとして書き換えられていたり、
高山線の猪谷から伸びていた神岡鉄道(現在は廃線)や北陸鉄道の
鶴来~加賀一の宮(こちらも現在は廃線)に関しても白く消されていた。
恐らく10年前後前に作られたものだと思うが、この短い期間に
北陸からこれだけの鉄道路線が消えたりスタイルを変えるのは
”激変”と言っても良いのかもしれない。
17:45に着いた魚津で降りる。荷物を軽くするため一部を預けた。
これを取りに行き、富山へと向かうのであるが、普通列車では
18:34発の564Mまで約50分もない。
「北陸観光フリーきっぷ」を使って特急に乗る方法もあるが、
この日は特急に乗る気はなかった。
魚津駅は富山地方鉄道(以下、「地鉄」と略)新魚津駅に
隣接しており、富山と言えば”名物”地鉄である。
と言う事で、電鉄富山まで750円別支払でこちらに乗る。
北陸線の線路下にある通路を通るとこじんまりとした入口と
なっているのが新魚津駅。
”食券の券売機”とも言いたくなるような券売機で前述のように
750円支払ってきっぷを買う。
有人駅なので改札を受けてホームに入場。
↑駅名表
↑新魚津は1面2線ホームだが幅は狭く、高校生を中心とした
お客が何人も並ぶと人数の割にはかなり混雑しているように見える。
↑地鉄はワンマン運転が基本なので、乗車位置を示す表示が
架線柱に取り付けてある。新魚津はこの時間帯(18時ごろ)駅員が
いるためワンマン運転でも全てのドアが開く。
18:01発の電鉄富山行き普通は「14762」と書いた14760形。
地鉄オリジナルの車両で、地鉄では最も一般的車両。
元京阪初代3000系の10030形に乗りたかったのが本音だが、
我慢して14760形に乗る。
↑14760形は転換クロス式の座席となっており、10030形も同様。
北陸線の413・475系がボックス席が主体なので、座席に関しては
地鉄の方が上と言った所か。しかし、521系が北陸線から引き継ぐ
三セク会社にも入る事になっているので、座席に関しては地鉄と
同レベルになるのは時間の問題だ。
↑新魚津~電鉄魚津
新魚津から滑川付近までは北陸線と並走し、複線の北陸線の
設備を見ているとかなり立派と見えてしまう。
それに対して地鉄は単線で電化こそはされているが、木造の駅舎が
数多く残り、田んぼのど真ん中にホームが堂々とある駅も珍しくない。
使うお客は地元の人くらいと思うがこれこそが”地方鉄道”の姿なの
であろうか。
北陸線は幹線鉄道なので駅間も長く4kmに1駅程度であるが、
地鉄はゴー&ストップの繰り返しで1~2kmに1駅は駅がある。
ネットの時刻表で新魚津18:01発の列車ダイヤを調べると
1~3分おきに列車が止まる傾向なのがわかる。
↑西魚津
↑浜加積(はまかづみ)~滑川
新魚津発車後しばらくは北陸線の線路が進行方向左側に
あるが、そちらをアンダークロスして右側に移った所で
「北越」と「はくたか」の離合集散した。カメラを構える事が
出来なかったのが残念だ。
北陸線西入善の続きではないが、線路沿いは田んぼが広く広がる。
大まかにいうと新魚津~中滑川までは北陸線と並走し競合関係
でもあるが、前述の通り北陸線の普通列車が50分もなくその間に
地鉄の列車があったためか?滑川までのお客が多くこの駅で
半分以上が降りた。
地鉄の滑川駅は簡素なもので1面1線しかない。
滑川市の中心部に近いのは次の中滑川であるが、乗り降りは
少ない。
↑西加積~中加積
中滑川から進路を山側へと変える。
「直角に向きを変えた」と乗っていて感じたが、ここから電鉄富山まで
北陸線と合う事はなく、地鉄が得意とするエリアに入るわけだ。
立山が雄大にそびえて標高の高い部分では雪が少なからず
残っている。万年雪であろうか?
まさに富山らしい風景であるが、運賃表に目をやるとかなり
高額に感じた。新魚津から約25分で上市(かみいち)に着くが
運賃は710円もする。+40円で電鉄富山まで行けて所要時間は
もう+25分もあるから、750円で足りるのか?と不安に感じるほど。
上市は特急を含めて全ての列車が止まり、スイッチバックする。
上市から電鉄富山までは走る向きが逆転するため運転士は
ブレーキハンドルを持ってホームを移動する。
その作業と列車交換のため止まる時間が長めに設定されている
のも特徴。
↑上市で交換した列車は京阪特急色になった10030形が来た。
しかも「鳩マーク」付き。
地鉄は8月25日から京阪特急色の10030形の中間に
ダブルデッカーを連結し、「ダブルデッカーエクスプレス」と
称する新たな名物列車の運転開始。
↑ダブルデッカーは今年3月まで京阪で運転していた
初代3000系特急車のもので、番号を8831→31に
改番した上で地鉄に移籍してきた。
今の所は一部の特急のみでの運転との事で、ダブルデッカーは
指定席となっているため乗るには乗車券と別に料金券が必要だ。
↑さらに上市駅には東急から移籍してきた8590系もあった。
こちらは9月から運転開始するとの事で、普通列車として
運用するのであろう。
日没が近くだんだんと周囲は暗くなる。
田んぼのど真ん中にある小駅は家路を急ぐお客が何人も降りる。
立山線と合流する寺田で上市行きの普通・元西武レッドアロー
16000系の16011編成と交換。
「アルプスエキスプレス」にはなっていない編成であった。
電鉄富山が近くなりつつあるが、昔ながらの木造の駅舎は多い。
そんな中LED式の照明が目に入ると不思議に感じた。
駅名を確認すると新庄田中。昨年12月21日に出来たばかりの駅で
1線1面ホームでバリアフリーになっているものの作りは簡素。
周囲は住宅が多く通勤客が見込めると判断し作ったのであろう。
電鉄富山には18:56に着く。
新幹線が出来ると電鉄富山も新しい駅に移動する事になっている。
今の駅が見られるのも今のうちと思いつつ、足早に駅を去った。
西入善からは17:31発の562M富山行きでこの日の出発駅魚津に
戻る。562Mは475系で車掌がいる乗務員室前の座席に座る。
厳密に言うとやってはいけない事であるが、
562Mの車掌は暑いのか?制帽を脱いで窓を開けて涼んでいた。
概ね80~90km/hで走行していたが、これくらいの速度で走れば
極端に暑くない限り外から入ってくる風は涼しく感じる。
今や窓が開かない列車がほとんどのため、窓を開けて直接
涼む事が出来るのは乗務員の特権と言えよう。
ただ、逆に言えば475系は国鉄型車両の中でもかなり古い部類に
入るため、乗務員室にクーラーがありそうな感じはせず、
窓を開けないと室温が下がらないため、暑い環境で乗務しないと
いけないようにも見えた。
↑562Mの475系車内にある北陸地区の路線図。
かなりシンプルなデザインであるが具体的な駅名が書いてあるのは
北陸線だけ。七尾線等支線は路線名だけで駅名は書いていない。
前日に乗った七尾線の415系も全く同じデザインの路線図で
あったが、書いてある範囲は七尾線と金沢周辺の北陸線に
限られていた。
よ~く見ると修正した後も多数あり、例えば富山港線の部分が
白く消されて富山ライトレールとして書き換えられていたり、
高山線の猪谷から伸びていた神岡鉄道(現在は廃線)や北陸鉄道の
鶴来~加賀一の宮(こちらも現在は廃線)に関しても白く消されていた。
恐らく10年前後前に作られたものだと思うが、この短い期間に
北陸からこれだけの鉄道路線が消えたりスタイルを変えるのは
”激変”と言っても良いのかもしれない。
17:45に着いた魚津で降りる。荷物を軽くするため一部を預けた。
これを取りに行き、富山へと向かうのであるが、普通列車では
18:34発の564Mまで約50分もない。
「北陸観光フリーきっぷ」を使って特急に乗る方法もあるが、
この日は特急に乗る気はなかった。
魚津駅は富山地方鉄道(以下、「地鉄」と略)新魚津駅に
隣接しており、富山と言えば”名物”地鉄である。
と言う事で、電鉄富山まで750円別支払でこちらに乗る。
北陸線の線路下にある通路を通るとこじんまりとした入口と
なっているのが新魚津駅。
”食券の券売機”とも言いたくなるような券売機で前述のように
750円支払ってきっぷを買う。
有人駅なので改札を受けてホームに入場。
↑駅名表
↑新魚津は1面2線ホームだが幅は狭く、高校生を中心とした
お客が何人も並ぶと人数の割にはかなり混雑しているように見える。
↑地鉄はワンマン運転が基本なので、乗車位置を示す表示が
架線柱に取り付けてある。新魚津はこの時間帯(18時ごろ)駅員が
いるためワンマン運転でも全てのドアが開く。
18:01発の電鉄富山行き普通は「14762」と書いた14760形。
地鉄オリジナルの車両で、地鉄では最も一般的車両。
元京阪初代3000系の10030形に乗りたかったのが本音だが、
我慢して14760形に乗る。
↑14760形は転換クロス式の座席となっており、10030形も同様。
北陸線の413・475系がボックス席が主体なので、座席に関しては
地鉄の方が上と言った所か。しかし、521系が北陸線から引き継ぐ
三セク会社にも入る事になっているので、座席に関しては地鉄と
同レベルになるのは時間の問題だ。
↑新魚津~電鉄魚津
新魚津から滑川付近までは北陸線と並走し、複線の北陸線の
設備を見ているとかなり立派と見えてしまう。
それに対して地鉄は単線で電化こそはされているが、木造の駅舎が
数多く残り、田んぼのど真ん中にホームが堂々とある駅も珍しくない。
使うお客は地元の人くらいと思うがこれこそが”地方鉄道”の姿なの
であろうか。
北陸線は幹線鉄道なので駅間も長く4kmに1駅程度であるが、
地鉄はゴー&ストップの繰り返しで1~2kmに1駅は駅がある。
ネットの時刻表で新魚津18:01発の列車ダイヤを調べると
1~3分おきに列車が止まる傾向なのがわかる。
↑西魚津
↑浜加積(はまかづみ)~滑川
新魚津発車後しばらくは北陸線の線路が進行方向左側に
あるが、そちらをアンダークロスして右側に移った所で
「北越」と「はくたか」の離合集散した。カメラを構える事が
出来なかったのが残念だ。
北陸線西入善の続きではないが、線路沿いは田んぼが広く広がる。
大まかにいうと新魚津~中滑川までは北陸線と並走し競合関係
でもあるが、前述の通り北陸線の普通列車が50分もなくその間に
地鉄の列車があったためか?滑川までのお客が多くこの駅で
半分以上が降りた。
地鉄の滑川駅は簡素なもので1面1線しかない。
滑川市の中心部に近いのは次の中滑川であるが、乗り降りは
少ない。
↑西加積~中加積
中滑川から進路を山側へと変える。
「直角に向きを変えた」と乗っていて感じたが、ここから電鉄富山まで
北陸線と合う事はなく、地鉄が得意とするエリアに入るわけだ。
立山が雄大にそびえて標高の高い部分では雪が少なからず
残っている。万年雪であろうか?
まさに富山らしい風景であるが、運賃表に目をやるとかなり
高額に感じた。新魚津から約25分で上市(かみいち)に着くが
運賃は710円もする。+40円で電鉄富山まで行けて所要時間は
もう+25分もあるから、750円で足りるのか?と不安に感じるほど。
上市は特急を含めて全ての列車が止まり、スイッチバックする。
上市から電鉄富山までは走る向きが逆転するため運転士は
ブレーキハンドルを持ってホームを移動する。
その作業と列車交換のため止まる時間が長めに設定されている
のも特徴。
↑上市で交換した列車は京阪特急色になった10030形が来た。
しかも「鳩マーク」付き。
地鉄は8月25日から京阪特急色の10030形の中間に
ダブルデッカーを連結し、「ダブルデッカーエクスプレス」と
称する新たな名物列車の運転開始。
↑ダブルデッカーは今年3月まで京阪で運転していた
初代3000系特急車のもので、番号を8831→31に
改番した上で地鉄に移籍してきた。
今の所は一部の特急のみでの運転との事で、ダブルデッカーは
指定席となっているため乗るには乗車券と別に料金券が必要だ。
↑さらに上市駅には東急から移籍してきた8590系もあった。
こちらは9月から運転開始するとの事で、普通列車として
運用するのであろう。
日没が近くだんだんと周囲は暗くなる。
田んぼのど真ん中にある小駅は家路を急ぐお客が何人も降りる。
立山線と合流する寺田で上市行きの普通・元西武レッドアロー
16000系の16011編成と交換。
「アルプスエキスプレス」にはなっていない編成であった。
電鉄富山が近くなりつつあるが、昔ながらの木造の駅舎は多い。
そんな中LED式の照明が目に入ると不思議に感じた。
駅名を確認すると新庄田中。昨年12月21日に出来たばかりの駅で
1線1面ホームでバリアフリーになっているものの作りは簡素。
周囲は住宅が多く通勤客が見込めると判断し作ったのであろう。
電鉄富山には18:56に着く。
新幹線が出来ると電鉄富山も新しい駅に移動する事になっている。
今の駅が見られるのも今のうちと思いつつ、足早に駅を去った。