こんばんは。


JR東日本は先日、9月28日(土)にダイヤ改正を行うと


明らかにした。今回はかねてから去就が注目されていた


E653系が羽越線特急の「いなほ」で運転開始。


秋田新幹線新型車両E6系を使用した「スーパーこまち」と


E5系「はやぶさ」の増発メインとなっている。


「2013年9月ダイヤ改正について」(JR東日本新潟支社HP PDF形式)



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↑E653系は今年春まで常磐線特急の「フレッシュひたち」で


活躍していたが、新型車両E657系が同線特急の全てを担う事に


なり働き場をなくした。今年春以降は営業運転に就いていなかったが


郡山の車両工場に入場する所が目撃され、先日大幅に改造を


受けた上で出場した。


改造内容は、座席を新しいタイプに変更したり、


誰もがゆっくりと過ごす事が可能なラウンジを設置。


塗装も羽越線の海岸線沿いに沈む雄大な夕日をイメージした


ものとなっている。車内の写真等上記リンクページに掲載


されているので参照されたい。


両数は常磐線時代と同じく7両で、秋田方を1号車、


新潟方を7号車で、1号車がグリーン車、2~4号車が普通車指定席、


5~7号車普通車自由席、全車全席禁煙である。



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↑既存の485系と比較すると1両増えている分乗車人数も


増えており、グリーン車で2人、指定席で32人、自由席で12人


の編成合計で46人増えている。


E653系は485系と比べて加速性能が良いため運転速度の


変更はないが新潟~酒田間で2~3分程度短縮となる。


9月28日のダイヤ改正の時点では、1日1往復のみの


運転でE653系が新たに用意出来次第、順次これで運転開始


すると言う。


9月28日のダイヤ改正からE653系で運転する「いなほ」は


2007Mの7号(新潟15:33→秋田19:14)と


2008Mの8号(秋田9:10→新潟12:57)である。


恐らく来年春の時点でかなりの数の「いなほ」がE653系に


なるだろう。485系の数少ない定期特急の活躍が見られるのは


今しかない。


「2013年9月ダイヤ改正について」(JR東日本HP PDF形式・新幹線)


↑新幹線E5系「はやぶさ」とE6系「スーパーこまち」での


運転列車を増やし、一部の「やまびこ」「なすの」でも両者の


連結運転となる。E5系の場合連結相手が「こまち」のE3系に


なる場合もあるが、E6系の場合連結相手がE5系に固定。


E6系とE2系の連結となる事はない。



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↑E6系は今年春から運転開始。東京~盛岡間は「はやぶさ」・


「はやて」と連結運転となっている。


連結相手が「はやぶさ」の場合、来年春までは最高速度300km/h


に抑えられている。最初から320km/hにしないのは、


300km/hで走らせて各種試験を実施しているからで、


段階的に速度を引き上げる方針。


これはE5系も同じような段取りを踏んできた。


JR東日本は、従来のE3系「こまち」と新型車両E6系の


「こまち」を区別するため、”スーパー”の冠を与えている。


”スーパー”にした理由は、特急料金が従来の「こまち」よりも


高く設定しているためで、連結相手の「はやぶさ」も「はやて」


「やまびこ」よりも高めとなっている。


特急料金とスピードと車種の違いを示すために”スーパー”と


なっているのだが、秋田新幹線の全列車がE6系になった際には


”スーパー”が外れて、普通の「こまち」に戻る見通しだ。


現在は、「スーパーこまち」の4往復と普通の「こまち」2往復が


E6系だ。普通の「こまち」がE6系になった理由と言うのは、


E6系の数が増加しているからで、6月1日からダイヤや列車名は


変えずに車種をE3系からE6系に変更しているだけである。


E6系「こまち」の場合、特急料金は高くなっていない。従来のまま。


東京~盛岡間の連結相手はE5系の「はやて」で速度は


275km/hに抑えられている。


9月28日のダイヤ改正では、「スーパーこまち」を3往復増発して、


「はやぶさ」もその分増える事になる。


普通の「こまち」の中にはE3系ではなく、E6系になってしまう


列車も存在する。


「スーパーこまち」+「こまち」の合計本数は現行通り変わらない。


所要時間短縮となる列車が増えるわけだ。


普通の「こまち」がE6系になるため、E3系で走る列車は


かなり減る事になり、実に2本に1本はE6系となる。



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↑E3系は一気に数を減らしており、10月以降もE6系は


毎月1~2編成ずつ車両メーカーで製造されたものが


納車される見込みで、来年春のダイヤ改正ではE3系は


「こまち」から姿を消す可能性が高くなってきた。


E3系「こまち」のR20番台編成(後期車)は車齢が10年程度と


まだ短いので、全てが廃車になる事は考えにくい。


上越新幹線のE2系と連結する「付属編成」として今後活躍


するかもしれないと私は見ている。