こんばんは。


3月末を持って完全に引退した京阪初代(旧)3000系は


今後の処遇がどうなるか?明らかになっていない。


私の予想では、初代(旧)3000系の部品の一部を一般に


販売すると京阪は明らかにしているので、編成全てが保存


されるのではなく、中間車に関しては解体処分になる可能性が


高いだろう。これはテレビカーに関しても例外ではないだろう。


運転台がある3006(8081)と3505(8531)に関しては


地方中小私鉄への移籍も否定できないが、車齢を考えると


移籍したとしても長期間の活躍は困難だ。


ご存じのとおり、京阪のレール幅は1,435mmとなっており


地方中小私鉄のほとんどはJR在来線と同じ1,067mmと


小さいレール幅になっているので、台車(車輪)を履き替える


必要が出てくる。これは京阪以外の所から用意する必要があり


そもそも用意できるのか?が問題になってくる。


富山地方鉄道や大井川鐵道にも初代(旧)3000系は


走るが移籍したのは車体だけで、台車に関してはその頃


ちょうど廃車になった当時の営団地下鉄3000系・5000系の


それを活用している。


だから、若干京阪時代と比較して乗り心地は違って来る。



鉄道・ニュース等を詳しく探るブログ Monolog24


↑現役時代の京阪初代(旧)3000系。最後の半年は


「クラシックタイプ」と称し登場当時に近い姿に再現した。



鉄道・ニュース等を詳しく探るブログ Monolog24


↑2階建て車両のダブルデッカーは編成中間の号車に


連結しており、3月末の臨時特別運転では連結されなかった。


初代(旧)3000系にダブルデッカーが登場したのは1995年だ。


臨時特別運転では登場当時と全く同じにするために


ダブルデッカーを外したのがタテマエだが、一部ウワサでは


他社に移籍するための準備では?とも言われている。


富山県の地方新聞『北日本新聞』は3月上旬に富山地方鉄道に


ダブルデッカーを移籍させた上で、観光列車として運転すると


報道している。


京阪・富山地方鉄道とも移籍するとは正式に公表していないが


『北日本新聞』の報道では、京阪から移籍するのは


ダブルデッカー1両だけで、それを元西武のレッドアローの


16010系に連結するようだ。


すなわち、「アルプスエキスプレス」として運転すると言いたい


ようだが、元の車両自体が異なるので編成全体を見たと


デコボコぶりが想像できない。


やはり理想は10030系の中間車として連結する所を


見てみたいものだ。


だが、仮に富山地方鉄道に移籍したからと言って今の塗装が


維持されるとは限らない。


「アルプスエキスプレス」と統一するため、この塗装に変更に


なる可能性は十分ありうる。


こうなればやはり想像できない。と言うか想像もしたくない。


富山地方鉄道に移籍するなら京阪特急色となっている編成の


中間に連結して観光列車化してしまえば良いと思う。


現行では特別な改造を施す必要はほどんどないので、


富山地方鉄道で走行に必要な機器類を搭載するだけで


済むので初期費用は改造するよりも安上がりのはずだ。


しかし、富山地方鉄道にダブルデッカーが移籍すると正式


決定したわけではない。


今後どんな状況になるのか?は様子を見たい。