こんばんは。


名古屋からは急行で四日市に行く事にした。


名古屋線は特急では今まで何回も乗った事があるが、


意外な事に特急以外の列車は一度も乗った事がない。


名古屋線は特急は一切使わずに急行以下の列車で


乗り歩いて見る事にした。



イキルワケ


↑名古屋9:21発の宇治山田行き急行は「1211」と


書いた車両であった。名古屋線の急行では宇治山田方に


4両の車両+名古屋方に2両の車両を連結して6両で


走る事が多いが、転換クロスシートは4両の方となる。


しかし、この急行は4両の方もロングシートであった。


すなわち、全車両ロングシートである。


「1211」と書いた車両は1200系だ。


名古屋線の急行は停車駅が多めで、蟹江(かにえ)、弥冨(やとみ)、


桑名、富田、四日市、塩浜、伊勢若松、江戸橋、津、


津新町(つしんまち)、久居(ひさい)、伊勢中川、松阪、伊勢市、


宇治山田、五十鈴川(いすずがわ)、鳥羽となっており、


特急が多く走る路線なので特急退避する事も珍しくない。


名古屋9:25発賢島(かしこじま)行き特急「伊勢志摩ライナー」が


リニューアル編成が入線すると、宇治山田行き急行は


名古屋を発車。名古屋は地下駅で地上までゆっくりと


走るとスピードを上げだした。


名古屋を出るとすぐに車庫が見えてくるがここは


特急車両が多く止まっていた。見た感じ名古屋着の特急は


お客を降ろした後一旦回送してこの車庫まで持ってきた後、


ここで清掃などの内整備を行い再び回送で名古屋のホームに


持ってきて今度は名古屋発の特急として運転に就く。


これがJRだと回送にすることなく、ホームで車内整備をした後


お客を乗せる事が多いが、しっかりとした掃除をしてからお客を


迎える考えは近鉄の特急に対するポリシーがよく伝わってくる。


蟹江で名古屋9:12発の津新町行き普通(2両)を早速追い抜く。


「1434」と書いた車両で1430系か?


普通から乗り換えるお客も多く、立客が何人か出ているほどだ。


蟹江の次に止まった弥冨では「通過列車を待ちます」と


車掌から放送が入る。これが先ほど見た賢島行き特急


「伊勢志摩ライナー」で弥冨に着くとすぐに通過して行った。


通過後すぐにドアが閉まり発車。JRではありえない退避時間の


短さだ。一番先頭の車両に乗っていたので座りながらであったが


運転台の様子を見る事が出来た。名古屋線は全般的に起伏が


激しく22~33‰ある区間が複数存在する。


木曽川や長良川と言った距離長い橋梁を渡る前には必ず


警笛を鳴らす。これは距離が長いトンネルに入る前も同じだ。


停車駅が近づけば車掌から電鈴が1発鳴らしてくる。


これは次駅停車する旨を知らせているもので、それを運転士が


確認したら1発鳴らし返す事になっている。


これが近鉄の運転業務におけるルールである。


四日市到着前車内放送では「四日市、四日市、近鉄百貨店前」


と案内された。主に関西私鉄では駅前に自社が経営する百貨店や


商業施設がある場合それを付け加える事が多い。


近鉄の場合四日市以外に、大和八木、大和西大寺、大阪上本町、


大阪阿部野橋の駅前にもそれがあるが、急行以下の列車では


良く聞くが、特急に乗るとあまり聞かないような気がする。


四日市は元旦にも降りたのであるが、この日はなぜか


「近鉄百貨店前」の案内が出ていなかった。


この日は営業していなかったためである。あくまでも営業時間中


のみ案内されるフレーズのようだ。


近鉄の「駅の言い方」はおもしろい。


四日市は正式には「近鉄四日市」となるが、駅名に会社名である


「近鉄」が入っている場合は省略している。だから単に「四日市」と


だけ案内している。これと同じ事は名古屋線では名古屋、八田


(はった)、蟹江、長島、富田、他線では丹波橋などがある。


当ブログではこの部分は「近鉄」の会社名を省略した形で書く。


また、「伊勢」「大和」と言った旧国名の言い方にも特徴があり、


昔は単に、「中川」とか「西大寺」と言っていたが、


遠方から来た人に言わせるとどこにある駅なのか?


さっぱりわからないし、ある程度鉄道が詳しい人は「西大寺」を


赤穂線のそれと勘違いするかもしれない。


これらの駅の正式名は「伊勢中川」「大和西大寺」と言い、


今は案内上「伊勢中川、中川」、「大和西大寺、西大寺」と


言っている。だが、車両の案内表示機には一部に旧国名を


省略した形で書いてあるのもあり、ある程度近鉄の駅名が


わからないとどこに向かう列車なのか?わからないであろう。


当ブログでは、旧国名を省略した形で書くとわからなくなる


みなさんもいると思うので、しっかりと旧国名を入れた形で


以下書いてゆく。



イキルワケ


↑四日市で急行を降りるとその後来たのは大阪難波行き特急だ。


前2両が新しいAce(エース)22600系であった。


22600系は着実に数が増えており、路線問わずに乗れる機会が


増えてきていると今回近鉄各線乗り歩いて思った。


しかし、特定の運用を持っていないのでどの列車が古いACE


22000系も含めたものになるかがわからない。


近鉄の時刻表を見ると、「車いす対応車両」がそれに該当する


ようだが、近鉄の駅や売店に行かないと買えないものなので


これを手に入れないと話が始まらないと言う事だ。


しかし、これを手に入れる事はなかったのであるが。