日に日に濃くなっていく闇空を見上げてみても
其処に瞬く星などなくて
あるのは武不気味な色をした鋭利な三日月

溢表情で座っれかえるような華弁の蜜のように愛を注いで
愛らしく息苦しいほどのたまま
美しく腐っていく景色を眺めていた

溢れかえるような芳香な血のように愛を契って
愛らしく狂い咲くほどの姿で座ったまま
妖しく汚れていく街並を追っていた

カラダの膿は傷口にナイフを突き刺せばいい

ココロの膿は其処をナイフで抉ればいい

真っ黒のキャンバスに描かれた紅い飛沫の模様
飲み込んで噛み砕いて垂れ流れ堕ちる

必要とされなければこの細胞は叫んで壊れて
そうすることでしか維持出来ない
誰かの為なんてエゴはイラナイ
己の為なんてエゴは破棄捨てた

無償の愛を与えたいと想う反面で、ココロの中は
愛憎と憎悪で掻き乱される。
いつかその瞼から液体が流れ伝うときまで・・・。

溢表情で座っれかえるような華弁の蜜のように愛を注いで
愛らしく息苦しいほどのたまま
美しく腐っていく景色を眺めていた

溢れかえるような芳香な血のように愛を契って
愛らしく狂い咲くほどの姿で座ったまま
妖しく汚れていく街並を追っていた

カラダの膿は傷口にナイフを突き刺せばいい

ココロの膿は其処をナイフで抉ればいい


新たな痛みがココロを襲った。

全てを終らせ、全てを積み重ね始めて、

それは石膏で出来たしっかりした柱

だけど、そこに流し込んだ交じり合わせた

ドロドロした液体は、完全には強度がなくて

殴りつけたココロは脆く儚く砕けて噴いて

真っ黒なイラナイ汚れたもので埋め尽くされる

だけれど、ソレにはヒトの本性とヒトの魔性が

蠢いて飛び散って付着して世の中を充満させる

其処にはユメもキボウもアイもない。

あるのはソレに近くも遠い横顔だけ・・・。

夕焼けが眼に滲むような 坂道をまっすぐ下る

温かい風が前髪揺らし 遮断機の音が聴こえる

子猫が振り向く 警戒心のカタマリみたいな眼で

それを見て微笑むんだ 無邪気な笑顔がたまらなく

知っていてほしいんだ・・・とは口に出さない

知って欲しいなんて・・・傲慢でしかない

何気ないこの空間をともに出来ることだけが全て

そっと守れるように そっと愛せるように

ヒカリのように優しいココロの持ち主だから

不安になるけど この身で救えるようになるから

何気ないこの温もりを感じられることが全て

好きという情を隠しても押し殺してもきっと

側に居られるのなら耐えられるよ 

それがたくさんある好きの種類だから

夕焼けが眼に滲むような 坂道をまっすぐ下る

温かい風が前髪揺らし 遮断機の音が聴こえる

子猫が振り向く 警戒心のカタマリみたいな眼で

それを見て微笑むんだ 無邪気な笑顔がたまらなく

儚く散るサクラの華びら 儚く散るサクラの季節

何気ない日常に繋ぐ小指に触れた 紅いサクラ・・・

奇妙に静かな波と薄暗い灯台のヒカリ

何気ないことが僕を不安にさせる。
その何気ないことで、全ての言葉が嘘に感じる。
君は気づいてないけど…。
ずっとずっと忘れてはない。

したたかな君と不器用な僕。
天秤はいつもユラユラして定まらない。
だから僕は惹かれるんだ。
無いものをねだるんだ。
そして、その落差に苦しむんだ。

絶対的愛される自信を持ち合わせている君。
絶対的愛される自信を与えることを教わってきた僕。
報われたいなんて知恵を知ってしまった僕は負けだ。

ただのエゴで終わりたくはない。
報われたと想う時点で浅はかだ。そんな程度の愛の情は
持ち合わせていない。
ヒカリ射す場所より深い深い愛の情を知ってほしい。

君の全てを信じることでしか僕というヒトを活きれない。
信じることにブレはないけど、疑心を隠して笑うことに疲れた。
どうかどうか君の信実を胸を引き裂いてでも見せて。

きっと僕はそれだけで救われる。
きっと僕はそれだけで掴める。

言葉の在り方が判らなくなったりして、
何が伝わって、何が伝わらないかって、
試行錯誤して、言葉を綴ることに怯えた日々。
たくさんのツールが在りすぎて、言葉の価値が
あやふやで薄っぺらいものに感じてきてしまう。
だから、一言一言、大切に綴っていかなきゃ、
発言していかなきゃって想える。

言葉足らずでも、一生懸命さって伝わる。

いくら饒舌でも、口先だけなら雑音でしかない。

口下手でも表情の変り方で充分判る。

愛しい相手なら、ちょっとした変化でも気付く

虫の知らせなんてことわざがあるように、

どんなに離れてても、未来過去現在も・・・。


背中合わせで歩き出してても、 

指先の糸がほどけてしまっても、

貰った言葉で繋がってる伝わってる。

いつももらってばっかり 

昨日も今日も明日も くれるだろう

弱い自分に 黙って手を差し出して

大丈夫って呟いてくれる

甘えてたらダメになることが

ココロの奥底から唸ってる

涙を拭って 笑顔作って 声上げて

弱い自分に 黙って手を差し出して

出来るって背中を押してくれた


いつももらってばかり

過去も現在も未来も あるだろう

自分なりの示し方で 愛し方で

守れるヒトになりたい

もう 大丈夫だから 代わりに

盾になれるぐらい 守ってあげたい

もうそれしかないよ

きっとそれが全て


その愛らしい眼に映りたい

その愛らしい唇に触れたい

その愛らしい耳に囁きたい

その真っ白い全てに 

泥を塗りたくって汚したい

最期は赤い水で皮膚についた

情の執着したものを流してあげるから

言葉ひとつひとつ 一喜一憂したり

歯痒かったり 責めてみたり

涙ぐむ可笑しく滑稽な道化師は 

恍惚の獲物を手繰り寄せ籠に入れる

側にいるのに不安に苛まれる 

月と太陽の温度差

震えた身体を抱き締める 

そこには情しか存在しない

白く細い指にくちづけて 

最期を誓い願う

狂おしいほどの情を

どうすることも出来なくて

裂けるほど叫び嘆いた

その愛らしい眼に映りたい

その愛らしい唇に触れたい

その愛らしい耳に囁きたい

その真っ白い全てに 

泥を塗りたくって汚したい

最期は赤い水で皮膚についた

情の執着したものを流してあげるから


年月が長くなればなるほど、深く知って優越感に浸ることも
あるだろう。
また、違う発見や、新たな魅力も知ることもあるだろう。

でも、出逢ったままで、何も知らないままのほうが
よかったってこともあるよね。

どんなに考えても、どんなに近づいても、知ったという
暗示に自らをかけてるだけ。

結局は、そのヒトにはなれない。距離は縮まらない。

身を切り裂くような想いをしても 伝わることない。

心が潰れるぐらい必死で求めても 綴られることない。

判っているのに気持ちとは裏腹で、もしかして・・・
なんて淡く儚い期待と夢を持ち続ける。

叶うことはないけれど、それが愉しかったりもする。

結局は、誰にもなれない。距離も縮まらない。

だけど、そのヒトがいなきゃ 自分はないんだよ。

いつか そのヒトへ想いが届くように祈るかしかない。
きっと そのヒトが気付いてくれるよう願うしかない。


どの部屋も甘い残り香が居場所を知らせる

外は雨 激しい雨音に そっと覗き込んでみた

孤立した深海のような景色に見とれる

考えれば考えるほど 答えが見出せない

不安と焦りで空廻る このココロは何処に行けばいい


全てを届ける術を かっこいい言葉を 言えも唄えもしない

上手く伝えられなくて もどかしくて 悔しくて

こんなにもココロでは叫んでいるのに 優しい言葉出てこない


枯れきったはずの涙が零れた

その水滴の温かさが てのひらから 全てに溶けてく

もう少し時間を下さい あと少し距離を下さい


時間をかけて月が満ちていくように

安らぎながら満たされて 側に行きたい


時間をかけて海が満ちていくように

安らぎながら満たされて 散っていきたい


全てを届ける術を かっこいい言葉を 言えも唄えもしない

上手く伝えられなくて もどかしくて 悔しくて

こんなにもココロでは叫んでいるのに 優しい言葉出てこない


ただ ひたむきに 愛していくことに・・・・


堕ちていいですか 堕ちていいですか・・・

屋上から眺めた雑踏とした街並みは 

何処か喧騒と鬱蒼さが渦巻いていた

音のない 色のない 朽ちた夜のパレェド

透明のフィルター 見透かした眼をした

悪魔たちが 面白がって狙ってる

青い眼をしたお人形は 傷つくのを怖がって

表情さえ崩さない ココロさえ崩さない

脳裏に焼きついて離れないDOLL

ヒトリだったのなら この触手に残る感触を

誰かに教えることはないだろう

脳裏に染み込んで溶けてくDOLL

コドクだったのなら この角膜に残る色彩を

誰かの為に使うことはないだろう

天使と悪魔が背中合わせして奏でるメロディ

滾らされ狂わされ 錆びた檻の中で墜落して

もし・・・世界が崩壊しても 世界が埋没しても

盾になってみよう 守ることを身をもって

きっと 跳べるはずさ 両手を広げて

助走つけて 想いっきり 蹴っ飛ばすんだ

太陽まで 触手を伸ばして 掴み取れ そのココロを

暗闇の陰が 肌に纏わり塗りたくられ染まっていく

螺旋階段を上り詰めて 摩天楼の欲望の渦が声が内耳を裂く

きっと 跳べるはずさ 両手を広げて

助走つけて 想いっきり 蹴っ飛ばすんだ

太陽まで 触手を伸ばして 掴み取れ そのココロを

貴女を深く想い続けることを止めない 好きでいたい

だから この触手が血の通わないものだとしても

そのお人形のココロを必ず掴めるよ