レアジョブ体験記 | Man is what he reads.

レアジョブ体験記

レアジョブというマンツーマンの英会話レッスンを提供している会社がある。

費用が極めて安いのが特徴だ。

http://www.rarejob.com/login/top.php?mode=on



 詳細は同社のホームページを参照して頂きたいが、仮に毎日1回25分のレッスンを受講できるコースを選択すると、月5,000円の支払いで毎月最大750分の英会話が可能だ。分単位に換算すると、1分当り6.7円である。ちなみに最近流行りのカフェスタイルのマンツーマンレッスンは、1レッスン60分で支払いは2,500円前後のものが多い。これらを12.5回受講すれば750分に到達するが、月の支払総額は31,275円となる。分単位に換算すると41.7円となり、約6倍のコスト差が存在する。また、これらのスクールには別途入会金と月会費が必要なものが多い。



 

安さの秘密は、スカイプと講師がフィリピン大学の学生であることだ。 英会話スクールは労働集約的なサービスであり、人と設備に関わる経費が原価のほとんどを占める。レアジョブのビジネスモデルはその経費をフィリピンに移すことで成り立っている。

 さて、あとは肝心の質の方だ。
実際に三ヶ月間利用してみた感想を述べる。

・講師の数
十分。講師の選択を容易にするサポート機能もある。お気に入りの講師をブックマークする機能や多くの利用者がブックマークしている講師を紹介している「おすすめ」コーナー、所属学部での検索機能などである。


・講師の発音
満足。なまりはあるが、現実には、なまりの無い英語と接する機会は少ない。各講師のプロフィールに肉声での自己紹介が録音されている。新しい講師を予約する場合は、必ずその音声を確認した上で行った為、まったく聞き取れないという事態には遭遇しなかった。


・講師の会話技術
人による。私は、少しでも会話が円滑になるよう自前で話題を用意していた。話題がない場合は、複数の講師に日替わりで同じ話題を持ちかけるなどの工夫をした。同じトピックスでも回数を重ねるごとに巧く表現できるようになってゆくのを実感でき、楽しかった。ちなみフィリピン大学は、同国唯一の国立大学であり、最高位の教育機関である。日本で言えば東大に近い。よってレアジョブに登録している講師についても教養的な側面において不満を感じることは少ない。

・通話環境
満足。現地が悪天候の場合でもレッスンは可能だった。


 

英会話力を向上させるには、とにかく話しまくるしかないが、レアジョブは、それを非常に安価で実現できるサービスである。
 一方コストメリットだけでなく、「人と人との付き合い」を実感することも可能である。音声だけの付き合いだと機械的だと感じる人もいるかもしれないが、仲良くなれば、Youtubeで講師のお子さんや奥さんを見せてもらったり、ウェブカメラを通じてお互いの顔を見ながら会話したりといったコミュニケーションも可能である。

 そういったコミュニケーションを繰り返すと親近感が湧いて、お互いにそれぞれに関連する話題を探したり、知識を身につけたりして更に会話が楽しいものになっていく点は、従来の英会話スクールと変わらない。
 

総合的にみて、非常に優れたサービスであるというのが私の印象である。
 

http://englishschool.tuzikaze.com/price.html