マッキンゼープライシング | Man is what he reads.

マッキンゼープライシング

マッキンゼー プライシング (The McKinsey anthology)/山梨 広一
¥2,100
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製品やサービスの価格設定についてのアドバイスをまとめた本。
既存品の値引きと新製品の売り出し価格の決定を含む。

「値付けは経営」
とは、先ごろJAL再建の旗手となった稲盛昭夫氏の言葉である。

本書では、価格設定時に考慮すべきことが、数例の事例とともに紹介されている。

本書によると、顧客は、同カテゴリーの製品、サービスについて、その価格と便益によって、
自分にとっての良し悪し、合う合わないを認知している。
電化製品における Made in Japanと他国製の物に対する一般的なイメージもその一例であろう。

供給側にとって難しいのは、価格設定による需要の変化と競合の対応を読みきることだ。
これらを為すには、広くその業界についてのデータを持っていることが前提となるだろう。

そのデータには、顧客と競合の心理的側面も含まれるべきである。

行動経済学がブームとなって久しいが、我々人間の行動は時に不合理である。

しかしながら、その不合理の元を探ることは難しい。


コンジョイント分析のようなツールはあるが、この点を考慮すれば、多くの業界で、

最後は洞察力がものを言うのではないだろうか。