この宇宙から生命が誕生してから
何度も何度も融合を繰り返し、
その中で新たな命が生まれてはまた、
融合と創造と誕生が繰り返され、
ここに私達がいるんだ。
だから、自分のDNAの中には、
その計り知れない情報や、経験、記憶が存在してる。
それらを含んで、また融合してるのだ。
それらを含んだDNAの中には、
男も女もいて、年齢や国も様々、
優秀な先祖もいれば、
やさぐれ悪事をはたらきまくった先祖もいたり、
才能だとか知恵だとか、
傷ついたり傷つけたりだとか
とにかく何から何まで全ての集合体なのだ。
そこに今世、性別と肉体、五感(その他感覚)、感情、思考という、
この物質世界において存在するがための
衣をつけて君臨してる。
まさに生命という樹木。
切り株に刻まれた年輪が全ての集合体の記憶。
その他別々の集合体同士が
また融合する時に、
たくさんのその記憶達とも交わる。
物質世界の衣を脱ぎ捨てたその内側で。
その中で、同じものとも同じものが共鳴するとか、
惹き合うとか、違ったもの同士が反発したり、
または全く新たなものどうしの交流の新鮮さに、
それらが躍動する
愛するものが他の誰かと融合してるのであれば、
その人の傍らにいた他の誰かの集合体のエネルギーが、愛するものを通して流れてくる。
それは、もしかするとダイレクトにというより、
愛する人とのエネルギーが混じりあった
集合体同士のエネルギーとして
私に伝達されてるとしたら
その事も含め、私は感じてみる
男と女の所有欲みたいなもんは、
衣がある以上なくなることはないかもしれない
でも愛する人、その傍らにいる人、
誰も何もその人の価値は変わるわけではない
集合体そのものが価値でもあるから
だから、ただ感じてみた時に
甘美な感覚として感じる
それはその人の持つ価値の美しさ、
集合体のエネルギー、それ同士のエネルギーの融合の美しさでもある
だから、その美しさを受け取って、
私の身体と魂の感覚は、龍のように上昇し、
また私の奥深い部分へと降りてくる
もし愛されてることの信頼がゆるぎないものであれば
あるほど、甘美なものとして受け取り、
それを愛おしみ、慈しむ感覚、感謝が生まれる
それは例え直接であれ、間接的であれ、目の前の人の向こう側にいる存在にですら、受け取っている。
その時に、この世界における人の所有欲が
どれだけこの甘美というエクスタシー、
至福を奪ってしまっているのだろうと思う
所有欲は衣にこびりつく埃とそれが発する静電気。
できる限り、可能な限り払い落とし
歩み寄っていく事、
少しでもその時間が許されていく事が
私自身の幸福な時間そのもの
そして私という世界を広げ、
その中で旅をしていける歓び
この物質世界ならではの、
愛し愛される感覚をいろんな形で感じる事は、
こうして様々なエネルギーの集合体も全て含め甘美なものとして受け入れていく事
それが私の愛そのもの
