情熱は世界へ 口笛奏者・もくまさあきさん
--もくさんの夢は大阪城ホールで「口笛の第九」をやることだとか
もく 大阪城ホールで第九をやるのは僕の究極的な目標なのですが、そこまでいくにはもちろん過程が必要です。私は最近、「健康くちぶえ体操」というものを始めました。昨今は大変な健康ブームですが、私はこの体操が口笛普及のツールになりそうだと感じています。
--口笛で健康に、ですか
もく 口笛を吹きながら、ストレッチをしてもらうなどの動作をプログラムに盛り込んでいます。口笛が健康にもたらすメリットは計り知れません。鼻から大きく息を吸って、音を奏でる。普段の生活に使わない横隔膜が振動し、内臓も活発に動きます。新陳代謝も良くなり、ダイエットにも大きな効果があります。私は、口笛を吹きながらウオーキングをやり、5カ月で10キロ以上もやせたんですよ。
--口笛をやり始めるきっかけに最適かもしれませんね
もく 口笛を使った健康法は今後、行政にどんどん提案していこうと思っています。口笛は基本的にただでできるものですから。お金をかけずに、老若男女に楽しんでもらえるはずです。私は地域で行うマラソンや健康フェスタのような形で実施できないかと考えているんですよ。行政を巻き込んで大きなイベントをやれば、それは地域活性化にだってつながる。そのために、健康ブームにもしっかりと乗っかっていきたいですね。
--口笛の認知度アップにもつなげるということですか
もく その通りです。まずは口笛になじんでもらう。そうした先に第九をみんなでやるという私の夢が広がっているのです。
--なぜ第九なのですか
もく やはり、毎年恒例のイベントにしていくことが念頭にあります。第九もそうですが、岸和田のだんじりみたいに「だんじりで始まってだんじりで終わる」というような息の長いイベントにしていきたいと思っています。今年の第九が終わったら、また来年の第九に向けて、練習を始めるというような。
--恒例の行事にすることが大切ということですか
もく 1年間を通して打ち込めるような目標を作りたい。それが私の描く第九のイメージです。
--スケールが大きい発想ですね
もく もちろん、そんなに簡単にいくものではないと分かっています。だからこそ、必死になって基本となるイベントの形をこしらえているところです。
--ずばり、もくさんが今後目指していくものは何ですか
もく 現在、世界には約70億人が住んでいます。そのうちの1%、つまり7千万人が口笛を楽しむ時代にしたいですね。世界中には、富める人や貧しい人、さまざまですが、口笛はどんな人だって吹くことができる。そして、口笛は落ち込んでいては吹けないのです。プラス思考で前向きにならないと吹けない。口笛を吹くことで、みんなが心から明るくなるような社会にしていきたい。子供たちにも有り余ったエネルギーを口笛に注いでほしいと思っています。絶対に良い影響がありますから。(聞き手 永原慎吾)=おわり
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