ツイッターに「#ponponpain」というハッシュタグがある。これはお腹(=ponpon)が痛い(=pain)という意味で、「腹痛に苦しむ仲間を見つけることで、少しでも痛みを和らげよう」という目的のためにつくられたとか。ハッシュタグを検索すると実に多くの検索結果が見つかることから、世の中には急な腹痛に悩まされている人が多いことがわかる。
こうした急な腹痛の原因は、「食べ過ぎ」や「ストレス」。会議前や電車内で急な腹痛が起こりやすいのは、「今、お腹が痛くなってはいけない」という緊張感が、かえってストレスになるという悪循環を呼んでいるのだ。では、こうした腹痛を和らげるためには、いったいどうすればいいのだろうか。
東京の虎ノ門・日比谷クリニックの大和宣介院長(内科・泌尿器科)は、「腹痛には糖分が効果的。実は、漢方薬でも腹痛に効くのは甘いものが多い」と語る。
「いわゆる『お腹が痛い』という状態を医学的に説明すると、消化管が蠕動(ぜんどう)しすぎているということ。つまり、胃腸の動きが活発でありすぎる。痛みを和らげるためには、この活動を抑える必要がある。実際、腹痛を抑える市販の薬のほとんどは、消化管の動きを一時的に止めるというもの。糖分には消化管の動きを整える効果があります。そのため、適度に摂取すれば痛みが和らぐのです」
しかし、甘いものであれば何でもいいというわけではない。固形物はもちろん、コーラなどの刺激物も控えた方がいい。
そこで大和院長がオススメするのが、「ぬるま湯に砂糖を溶かして飲むこと」。体温程度のお湯なら、胃腸に刺激を与えず、迅速に糖分を吸収することができる。お湯が用意できない状況なら、飴を舐めるだけでも効果がある。もちろん、シュガーレスはNGなので気をつけよう。
さらに、食事前に糖分を摂取しておけば、「食欲が減退して、ダイエットにもつながる」と大和院長。食べすぎも未然に防ぐことができる一石二鳥の解決策なのだ。
(取材・文/小山田裕哉)
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