米カリフォルニア州ロスガトス(CNN) スマートフォン(多機能携帯電話)の新型機「iPhone(アイフォーン)4S」の14日の発売開始に備え、カリフォルニア州ロスガトスのアップル店前に13日夜に出来た客の列の一番前に同社の共同創業者スティーブ・ウォズニアック氏の姿があった。



2台の新型機を自宅に届けるよう予約は済んだものの、列にわざわざ並んだのは妻用の1台を確保するためだった。社に電話すれば容易に新型製品を手にすることが出来る地位にあるものの、そうはしなかった。以前には、社員に開発中の新製品の内容を尋ねたこともないと明かしている。その理由として新製品が与える驚きを失いたくなかったと述べていた。



iPhone4Sもまだ、いじったことはないという。「ほかの数百万人のファンと一緒に自分の物を手にしたかった」と話している。



列には、徹夜覚悟で13日の正午ごろに一番乗りした。店の近くにある自宅から電動式の立ち乗り二輪車「セグウェイ」で駆け付けた。この15分後に2番手として列に並んだのは昨年の多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」発売で同じく列に並んで知り合い、電子メールなどで連絡し合うようになった17歳の男子高校生だった。



ウォズニアック氏はひじ掛けいすに座り、ダイエット用の清涼飲料水をすすり、アイパッドでメールを確認して時間をつぶしていたものの、静かに待つというわけにはいかなかった。氏の姿を見かけたアップル製品のファン、家族の友人やほかの住民らがそばに近づき始め、あいさつを交わしたり一緒の写真撮影やサインを求めたりし始めたのだ。



ファンらは同じ共同創業者のスティーブ・ジョブズ前最高経営責任者(CEO)の死去のお悔やみも伝えた。氏は高校の同級生だったジョブズ氏の死去を非常に悲しんでいることを率直に打ち明けていた。



iPhone4Sの機能については業界筋から期待外れとの声も聞かれる。しかし、ウォズニアック氏はこの話題になると熱が入り始め、過去1年の間、新型機が備えた音声認識機能の大幅強化への個人的な期待がいかに強かったかを強調した。



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