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<福島第1原発>1号機建屋で5シーベルト 立ち入り禁止に
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8月1日、1、2号機原子炉建屋西側の排気筒下部の配管付近で、10シーベルト超の放射線量を計測した作業員=東京電力提供



 東京電力は2日、福島第1原発の1号機原子炉建屋2階で、毎時5シーベルト(5000ミリシーベルト)以上を計測したと発表した。建屋内で計測された放射線量では過去最高で、東電は有効な遮蔽(しゃへい)方法がないとして、部屋を立ち入り禁止にした。また、東電は同原発1、2号機の原子炉建屋の間の屋外の排気筒下部で毎時10シーベルト以上が測定されたのを受け、ガンマカメラと呼ばれる放射線量の強弱を測定する機器で排気筒を撮影し、高さ10メートルからも毎時10シーベルト以上の場所が見つかったことを明らかにした。今後の作業への影響が懸念されそうだ。



 これまで屋内で測定された最高値は1号機原子炉建屋1階の毎時4シーベルト。



 5シーベルト以上が計測されたのは、空調機室内にある配管前。原子炉格納容器を破損から守るため圧力を下げるための「ベント」の際に、容器内の空気がこの配管を通って外部に出ていく。3月12日のベント時の微粒子が付着したことが原因になった可能性があるという。



 高線量は、米国製ロボット「パックボット」の遠隔操作で見つかった。5シーベルトまでしか測定できないため、正確な線量は不明という。空調機室に接するタービン建屋内でロボットを操作していた作業員は9人で、最大被ばく量は0.2ミリシーベルトだった。松本純一原子力・立地本部長代理は「工程表への影響はない」としている。



 また、東電は2日、高濃度汚染水を蒸発させて塩分を取り除く新しい淡水化装置2台を導入し試運転を始めた。10月までに計8台を稼働させ、これまで汚染水の約4割だった淡水率を約8割まで向上させたい考えだ。淡水は原子炉の冷却に用いられる。



 このほか、汚染水がたまっている集中廃棄物処理施設のプロセス主建屋から隣接し、放射性物質に汚染された機材を保管する「サイトバンカ建屋」に汚染水約700トンが流れ込んだ原因を発表。両建屋をつなぐ階段の扉の止水工事が不十分だったためと発表した。【久野華代、岡田英】



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