今から約20~25年程前、
イチゴを買ったことがありません。
スイカを買ったことがありません。
キャベツ、小芋、白菜、水菜、大根。。。
なぜか?
それは、父が畑で春にはイチゴ、夏にはスイカ、秋にはさつま芋やジャガイモ、冬には白菜、水菜を作っていたからです。
今は、野菜こそ買いますがスイカを買うことはあまりありません。
イチゴはその頃を思い出し、春になると「いちご大福」を作るために買うことがありますが。
5月のゴールデンウィーク頃になると、
バケツ一杯、いや三~四杯
早起きしてイチゴ狩り
毎日毎日食べていました。バケツに入れるか口に入れるか(苦笑)
真っ赤になった大きなイチゴ🍓を。
時期が過ぎてくると
だんだん小さくなっても甘いイチゴを見分けて。
最後は、イチゴジャムを作る香りが家中に香ってました。
夏が近づくと、初めは小玉スイカの赤と黄色。
お盆に帰る頃にはキッチンに新聞紙が広げられ
その上には、大きくなったスイカが
2~3個はいつも置かれていました。
(お正月迄転がってるときもありました。もちろん、食べられないけどね)
裏の地下水を汲み上げた水道で冷やしてくれていました。
子供(孫)が小さい頃は、汗をかいて帰ってきたら
直ぐに食べられるようにと、
一口大に切って種を取ったスイカをタッパーに入れて冷蔵庫で冷やして出してくれていました。
少し大きくなると、キッチンの床に
新聞を広げ大きなタライの中にスイカが山盛り。
実家に帰るまでどんなに言われても我慢させて買うことはありません。
そんなこんなで待ちに待ったスイカにかぶりつく。
皮の近くの白いところまでガリガリ、食べていた子供たちに、
「そんな白いところまで食べんと、たくさんあるから、真ん中のサクッとしたところだけ食べたらエエから…」
と、今では考えられない贅沢食べ。
私は夏生まれなのでスイカを半分に切ってスプーンで食べるのが楽しみでした。
そんな食べ方を子供にもさせた時がありましたね♪
そんな幼少期を過ごした私も子供も
あの夢のような食べ方が身に付いてるのか
今はスイカを買うことはない。
店に並んでいるイチゴやスイカを見ても
「買いたい」「食べたい」とあまり言わなくなった。
野菜も
実家から戻ると
毎日、毎日、、野菜の煮物が続く。
お陰で、煮物が大好きな子供たち。
「お母さん!今週は精進料理?」
と言われてしまうくらいでした。
野菜を食べ終わるまで肉料理は出ることは無かった。
ふと、こんな事を思い出し
カレンダーを見ると今日は「父の日」
畑をしていた父は亡くなり、母は施設です。
急に思い出して書き留めることにしました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。