寒天の原料はテングサと呼ばれる海藻です。低エネルギーで食物繊維が豊富です。ゼリーや栗羊羹などを作る時に使います。「みつまめやあんみつに入っている透明で四角いの」と言うと分かった人も多いでしょう。

同じくテングサから作ったものに、ところてんがあります。

ゼリーを作る時にゼラチンを使うことも多いですが、ゼラチンは冷蔵庫に入れないと固まりませんが、寒天は38℃以下で固まるので冷蔵庫に入れなくてもOKです。この点はゼラチンよりも便利だと言えるでしょう。ゼリーのために冷蔵庫の中の物を出さなくて済みます。

また、一度固まったら、85℃以上にならないと溶けません。

最近は棒状の物だけではなく、粉になった商品も販売されているのでゼリーなどを作る時も手軽に作ることができるようになりました。

 

 

 

食物繊維が多く、便秘にも良い

 

 

カロリーは小さじ1杯で3Kcalと非常に低カロリーです。ゼラチンは、たんぱく質が87.6%を占めますが、寒天は2%ほどです。

食物繊維が多いことが特徴です。粉寒天小さじ1杯2g中に、1.6gの食物繊維を含みます。栄養成分の大半は食物繊維です。

成人女性の場合、1日18gの食物繊維を摂るのが理想的なので結構摂れることになります。お腹の中で膨らむので、便秘の薬として使われることもあります。

ロールケーキや菓子パンなどの脂肪が多いスイーツをおやつとして食べるよりも、食物繊維が摂れてカロリーも少ないので、ゼリーやあんみつの方が理想的だと言えるでしょう。