アスパラガスの原産地は地中海沿岸で、日本には江戸時代に伝わりました。グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの違いは色だけでなく、日光をたくさん浴びて育った品種がグリーン、土ので育てて日光に当たらないうちに収穫したものがホワイトとされています。食感にも違いがあり、グリーンはシャキシャキ感、ホワイトはやわらかな食感が楽しめます。
ピザやパスタなど洋食に使われることが多いイメージですが、白和えやお浸しなど和食にも合う食材です。栄養価も高い食品ですが、茹でるとビタミンが失われてしまうのでビタミンを摂りたい場合は焼いたり炒めたりする方がいいでしょう。
食べたら臭いがする?
アスパラガスを食べた後にトイレをして尿が臭いと感じたことがある方もいるのではないでしょうか。どうやらこれは、消化の際にメタンチオールやジメチルスルフィドなどの硫黄化合物を生成するためだそうです。
ですが実は、この独特な臭いを全員が嗅ぎ分けられるのかといえばそうではありません。この臭いを嗅ぎわける能力をもつ人は遺伝的に5人に1人しかいないのです。そのため、食べた後にトイレをしても臭いと感じる人、感じない人に別れます。中には、この臭いを嗅ぐのが嫌だからといって食べるのをやめてしまった人もいると聞きます。周りにその臭いを嗅ぎわけられる人がいるかどうか調べてみるのも面白そうですね。