しじみは淡水や、淡水と海水が入り交じる汽水域に生息する二枚貝です。日本には古来から「ヤマトシジミ」「マシジミ」「セタシジミ」が生息し、食材として重宝されてきました。後に海外からの輸入が始まると、外来種が各地に定着して繁殖するようになりました。現在は日本古来の3種に加えて「タイワンシジミ」もよく見かけられます。
この貝は黒い色をしているイメージが強いですが、マシジミの多くは明るい色をしています。黒い色は泥に含まれる成分によるものなので、砂地に住むことの多いマシジミは黒くなりにくいと言う説が一般的です。

 

 

 

しじみの栄養効果・美味しい食べ方

 

 

しじみには「オルニチン」というアミノ酸が豊富に含まれており、肝臓のアルコール分解を助けてくれます。「飲みすぎた次の日にはしじみの味噌汁を飲むといい」と言われるのはこれが理由です。オルニチンの他にも「アラニン」や「メチオニン」といった、肝臓に良い栄養素がたくさん含まれています。更に鉄分も豊富なので、お酒をよく飲む人や貧血気味な人は積極的に食べると良いでしょう。
汁物にすると美味しい出汁がでるうえ、栄養成分を余すこと無く摂取できます。パスタや炊き込みご飯の具などにしてもかなり美味しく食べることができるはずです。