海のミルクとも言われているのが牡蠣(カキ)です。旬は冬で、1月のJanuaryや2月のFebruaryのように英語で「R」が付く月が美味しいと言われています。秋から冬にかけてうまみ成分が蓄積されるため、この時期が美味しいのです。

そのカキに、小麦粉をつけて卵液にくぐらせてパン粉をまぶして、180℃~200℃くらいの油で揚げた料理がカキフライです。

ゆで卵をマヨネーズで和えたタルタルソースやウスターソースで食べる人が多いです。高血圧などで塩分を控えている人はレモン汁をかけて食べると減塩にもなるし、サッパリと美味しくいただけます。

 

 

 

牡蠣は栄養的にも優れています

 

 

牡蠣は、栄養価が高く低脂肪です。そして亜鉛を多く含んでいて生鮮食品の中ではトップクラスの含有量です。

上の画像くらいの大きさの牡蠣を3個食べると、約6.0㎎の亜鉛が摂れます。一日の摂取基準量は男性が12㎎で女性が9㎎なので、カキフライを3個食べれば1日量の5~7割ほどの亜鉛を摂ることができるのです。

カキフライ定食などでは4~6個くらいがキャベツなどと一緒にお皿に盛り付けられていることが多いので、亜鉛不足の解消にはもってこいです。

亜鉛が不足すると味が感じられなくなる味覚障害を起こしたり貧血や皮膚炎を招きやすくなります。また、男性の場合には、精子の数が減ってしまう事も分かっています。その他にも、鉄や銅やビタミンB12などの多種類のミネラルやビタミンを豊富に含んでいます。

カキフライは、冬にはぜひ食べたい牡蠣料理の1つです。