ゴーヤチャンプルーが暑さをしのぐのにいいって知っていましたか。沖縄の郷土料理であるチャンプルーの一種でゴーヤーと島豆腐や豚肉を混ぜて炒めたものです。ゴーヤの苦みと出汁の甘みのコントラストが食欲を刺激するので、夏バテに良いと言われています。元々は、残った野菜やゴーヤに安価で手に入る豆腐・保存食の塩漬けの豚肉などを加えた沖縄の家庭料理でした。最近は沖縄以外の土地でもスーパーで見かけるようになったゴーヤを利用して、ビタミンが多く含まれていることでチャンプルーにする人が増えました。チャンプルーは、ごちゃまぜという意味です。

 

 

 

ゴーヤチャンプルーの起源とは

 

 

ゴーヤチャンプルーには豚肉を使用します。沖縄で豚肉が食されだしたのは17世紀後半以降です。庶民が豚肉を口にするのは年に1~2回程度で宮廷料理として用いられていたものです。比較的豚肉が使われだしたのは明治以降のことになります。それでも贅沢料理で頻繁に食べられるものではありませんでした。戦後、米軍によって大量のポークが持ち込まれ基地の外にも出回るようになって一般的に食されるようになりました。このため郷土産のゴーヤと混ぜ合わせたゴーヤチャンプルーが庶民の間で家庭料理として普及したと言われています。