こんにちは。

今年も早いもので9日が経過しました。

今日は自戒を込めて、政治や歴史を語る前に

大切だと思う事について書きます。


最近完全に忘れてましたが、

政治や歴史を学ぶ、現状を知る。

政治を正し、現状を正し、歴史を継承する。

〝それこそが全て〟のように錯覚していました。


しかし、そもそも政治とは民が安心して

日常生活を送り、食うに困らず、幸せに暮らす事を前提に構築されて来たものであり、

歴史とは、先人達の成功や失敗、そのエピソードから何を継承し、何を改めるかを知り現代及び次世代を守る為にある学問であり、

現状を知るという事もまた似たような定義です。


なのに、自他共に大事なところを見落としている気がする。

それは「目の前の相手を尊重する」という事です。


勿論「尊重する」という事に関しては

様々な解釈、度合いがあると思いますが、

個人的に世の中に対して一番危惧しているところはここです。


「目の前の相手を尊重する」というと大袈裟ですが

簡単に言えば「相手の気持ちを考える」事が圧倒的に不足しています。


政治をかじってるから凄い

歴史の先生だから凄い

時事ネタに詳しいから凄い


最近、これらに対して、はっ?だから?と。

冷めた目で見ている自分がいます。


人として一番大事なことは

目の前の相手の気持ちを考えられることです。


人として一番カッコいいことは

目の前の相手の気持ちを考えるられることです。


東日本大震災を経験した折、

友人に言われて感銘を受けた言葉があります。


「目の前の人を守れずに数万人は守れねぇよ」です。

今は特にそう想う気持ちが強くなりました。


田中角栄氏は、賛否両論様々ありますし、

善も悪も様々なエピソードがありますが、

他者の気持ちを考え行動する(尊重する)という事に関しては定評があったと言います。


勿論、金の使い方が上手かったと言えば

それまでです。


金の儲け方、金の使い方、要はカードの切り方とでも申しましょうか?


人生に於いて、ビジネスに於いて、社会形成して行く上でそれらスキルは必要不可欠です。


しかし、今で言う中卒でコネの無いところから

一国の総理大臣にまでなった田中角栄氏は

相手を尊重し、相手の気持ちを察し行動、会話をする事にも長けていた事は間違いありません。


大蔵大臣時代は若手に至るまでの家族構成から冠婚葬祭まで全て頭の中に入っており、

結婚記念日や家族親戚の命日などに大臣から直接声をかけて貰えたと、声をかけられた方は感激したそうな。


(必要な)お金を相手に渡す際も毎回、相手の立場に立って渡す時の一言を変えていたと言います。


こういったエピソードは田中氏の政治手腕と言えば

それまでですが、こういった繊細な気遣いがあったからこそ数々の偉業を成し遂げられたのではないでしょうか。


男は特に、女性もかな…

ビジネスパーソンとして、社会人としてのフェーズが上がって来ると、こういった事を忘れがちです。


そういう自身も忘れまくって

今思えば恥ずかしい発言もかなりしてきたので、

これからは相手の気持ちを考え、相手を尊重するという事を大事に、相手を守る為の勉強をしていこうと心に誓う年明けの昼下がりでした。


ティラミスパフェが食べたい。


最後までお読み頂き、有難うございます。