こんにちは!4回生マネージャーの水田朝子です。
かなりお久しぶりです。今回はラストブログということで、本当に濃かった4年間を綴るのは、何から伝えれば良いのか分からないのですが、4年間の出来事と私の気持ちを赤裸々に語ろうと思います!拙い文章であることと、長くなることを覚悟していただければ幸いです!

まずはボート部に入部した経緯から。
今までのブログでもお話しした気がしますが、高校でもボート部に所属していました。こんなに一つの事に熱中したのは初めてでした。先輩みたいに強くなりたいと憧れて日々励んだこと、キャプテンとしてチームを盛り上げていく楽しさ難しさを感じたこと、友達と毎日のように帰り道に買い食いしたこと、運良く兵庫県強化メンバーに選出してもらえたこと、2年生の県大会で優勝して雪辱を果たせたこと、コロナでインターハイがなくなってしまったこと、、、
インターハイがなくなったことは悔しくてたまりませんでしたが、努力することの楽しさと誇らしさを知った高校時代でした。ボートには本当にお世話になりました。
そして死闘の受験戦争の末、念願の関学に入学しました!大学はレスリング部かウエイトリフティング部どっちか入って頑張ろ!と思っていたのですが、高校の時に知り合っていた関学ボート部の先輩から熱い勧誘を受け、もう一度ボート部に惹かれて入部することに決意しました。



この選択は私の今まで生きてきた人生の濃度をさらに濃くしてきました。高校と比べて大学ボートで感じたことを一言で表すと、高校の時みたいに「しんどいけど楽しい😂」で済まされないと言うことです。



漕手だった1回生の時、入部した当初、インターハイがコロナで無くなってしまった高校時代の悔しさから、全国大会で戦うことを夢見ていました。個性豊かな新人同期に囲まれて、練習中も練習以外も楽しくてたまりませんでした。同期の皆さん、同期になってくれてありがとう。感謝するタイミング逃しそうやから、ここで言っときます!笑 学年が上がり責任が大きくなるにつれ、ぶつかることも多々あったけど、みんなと関学ボート部をつくることができて本当によかった。実現するなら、もう一回同期全員でご飯行ってみたいです🤭


話が戻りますが、1回生は1番切羽詰まっていました。まず練習場まで往復で4時間かかる中、授業、バイトの掛け持ち、車の教習を同時に進めていました。
スケジュール管理が大変で、当時のスケジュール帳をみると一日中みっちり予定が詰まっていて、半日ゆっくりできる日さえ数ヶ月ない感じでした。過去の私本当にお疲れ様。だんだん悲観的になってしまっていました。授業終わりに夜練習に艇庫に行って、家に帰ったらもう日が超えていて0:30。急いでお風呂入ってご飯食べても、次起きるまで3.4時間しかない。時間がないから通学時間は課題をする時間。部活・授業・教習以外の時間はバイトに全振りしないとお金がもうない。通学定期も更新しないといけないし、スマホ代も払わないけないし、部費も滞納したくないし、、。休息がうまく取れず、ボートを頑張りたくても力が出ない、努力したくてもできない、寝坊も何度かしてしまいました。焦りが苛立ちに変わっていくのを感じました。


そして1回生の冬に漕手を続けることを断念しました。自分でどうしようもできなかったことが悔しくて泣きました。しかし心のどこかで重荷から解放されて胸を撫で下ろしている自分がいました。漕手からマネージャーに転向しました。それでもボートは好きだったし、何よりボート部の先輩後輩同期関係なく、皆さんのことが好きで頑張っていきたいと考えていたので、ボート部をやめる選択肢はちっともありませんでした。


マネージャーに転向してから、選手だったら経験できなかったであろうことに挑戦する機会をたくさんいただきました。COX、新歓リーダー、新人指導、トレーナーもちょっとだけかじりました。これらを通して得た教訓は、「どのポジションも自分が思っていた最低1.5倍は大変」と言うことです。特にマネージャーになった時にそう感じました。例えば、支える立場として足を引っ張ることが許されないと言うような責任感、部活中以外にしないといけない事務仕事の多さ、冬のビデオの極寒地獄、羽目を外せばすぐ不満を言われてしまうのではと言う心配などなど。4年間選手をしていたため、スタッフになった始めの方は、主役を支えると言うと窮屈な感じで、ボートが漕ぎたいと思ってしまったと共に、やってみて改めてスタッフへリスペクトしました。COXも新歓リーダーもここでは語りきれないけど、めちゃくちゃ難しかったです。多分みんなより多くのポジションを経験した身として、傲慢にならず相手をリスペクトして欲しいと言うことを伝えたいです。そうすれば、円滑に物事も進むし、ボートに集中して、より良いチームが形成できると思います!

周りからはニコニコしてるなぁと思われていたかも知れないけど、思い返せば挫折の繰り返しでした。やめようか真剣に悩んで友達や先輩に相談したこともありました。引退直前でも挫折しています。両立の難しさを最近は感じています💦バイトでもマネージャーになり責任あるポジションに着いたのですが、フリーターが多いので周りのマネージャーよりなかなかバイトに入れず、仕事に本腰入れれていなくて迷惑かけてしまったり、部活では新人指導で久ぶりに漕ぐボートは体力がボロボロだったり!(でも、新人と新人指導の上回生活と過ごすのはめちゃくちゃ楽しいです!)もうすぐ引退ですが、「両立」と言う試練を乗り越えている最中です。最後の最後までボート部にはお世話になっています!


大変なことばかり語ってしまっていますが、やりがいは今まで生きてきた中で1番と言っても過言はありません。どのポジションも魅力的で深くて、それぞれどんな思いで取り組んでいるのか知れて、経験できて本当によかった。色々任せてくれた部員のみんなにありがとうを言いたいです!そしていつもサポートしてくださるOB OGの皆様、直接感謝を述べる機会が少ないので、こちらで感謝を伝えせてください!いつもボート部を思って応援してくださりありがとうございました!



部活のあれこれを語り合った同期マネ、姉妹以上に仲良くしてくれた先輩後輩マネージャー、転向してからも頑張り続けられたのはみんなのおかげです!みんなでご飯行ったり、大会のサポートしたり、大変さを分かち合ったりしてくれてありがとう!
あんなにしんどいボートを続ける選手、私の夢だった「全国で戦う」を立派に成し遂げている選手、メダルをかけてくれてありがとう!みんなの頑張りが私の原動力でした!
未熟な私に一から教えてくださり、親身に寄り添ってくれたお兄ちゃんお姉ちゃんのような先輩方大好きです!毎年引退が寂しかったので、たまに大会に顔出してくれて心が踊ってましたよ!



大学ボートは、挫折が多かった分学びが多かったです。学びが多かった分、感謝が大きいです。私は、目の前のステージに精一杯になると、一つ前のステージに戻れなくなる悪い癖があります。過去に関わっていた人たちと疎遠になりがちです。でも、「またここに戻ってきたい」そう思います!



写真は漕手だった時、COXをしていた時、マネージャー兼新人指導だった時の写真です!
どの私も生き生きしてますね!関学ボート部でよかったって顔してます☺️