ここには結婚などの若者向けの話題が多くなっていますが、基本的にインターネットなどからとっていますので当然かもしれません。ネットの読者は年寄りも多いかもしれませんが、あまり面白い記事にならないのかもしれません。
婚姻率が減少し未婚者が増え続けているようです。この原因は、結婚したくない人が増えたのではなく、いい男に出会えない構造があるためとしています。今先進国で共通して起きているのが、結婚する人の減少です。
OECD加盟国の平均婚姻率は、1990年には人口1000人当たり6.7件でしたが、2022年には4.35件まで低下しました。日本でも同様に、この30年で結婚する人が減り、未婚者は増え続けています。この点に関して、近年注目されているのが次の仮説です。
女性から見ていい男が減ったからではないか。少し刺激的な言い方ですが、このいい男不足という視点は、データによって裏付けられつつあります。結婚したくない人が増えたという説明ではなく、いい男に出会えない構造があるのではないかと考えました。
研究では、アメリカの人口の約4%に当たる大規模データを使い、次のような方法がとられました。
未婚女性一人ひとりについて、年齢・学歴・所得などが似ている既婚女性を見つけ、その夫の特徴を基に、もし結婚していたら、個の未婚女性はどんな男性と結婚していたかを推計したのです。
つまり未婚女性が現実的に想定しているいい男像をデータで可視化したということになります。このいい男と、実際の未婚男性を比較すると、はっきりとした差が見えてきます。
第一に、未婚女性が想定するいい男の年収は、実際の未婚男性より58~66%も高くなります。第二に、いい男の大学卒業率は、現実より19~49%高く、第三に、いい男の雇用率は90%(実際は70%)と大きな差があります。
つまりいい男とは高収入、高学歴、安定した職を兼ね備えた存在として想定されているのです。ここで重要なのは、女性の理想が非現実的だという単純な話ではないという点です。
むしろデータが示しているのは、女性が求めるいい男に該当する男性が、結婚市場に少ないという現実です。言い換えれば、いい男がいないのではなくいい男の数が需要に対して足りていないのです。
その結果として、いい男待ちの状態が広がり、結婚が成立しにくくなっていると解釈できます。なぜこれほどまでにいい男は足りなくなってしまったのでしょうか。
単に男性の努力不足や価値観の変化だけでは説明できる話ではありません。社会構造そのものの変化がいい男不足を生み出していると指摘しています。