仕事でも役立つ、相手から一目置かれる言葉づかい7選 | タッキのブログ

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言葉の意味は変わらなくても、言葉の選び方ひとつでぐんと印象が変わることは多いものです。

 

相手から「この人に任せれば安心だ」と一目置かれる表現とはどのような点が違うのでしょうか。

 

同じ意味でも、言葉の表現を変えれば印象アップ

仕事でも役立つ相手から一目置かれる言葉づかい7選

相手から一目置かれるような言葉づかいは、落ち着きや品格といったものも加わるものです

 

言葉は意味が分かれば通じますし、また前後の文脈からも意図を理解することはできます。

 

しかし、たとえ意味は同じでも、表現が違えば相手に与える印象はぐんと違ってきます

その言葉では場面にそぐわなかったり、ビジネスとしては軽すぎたりということもあります。

とは言え、難しい言葉を使えばいいというわけではありません。

 

表現の豊かさや語彙の力といったものは、相手からの印象を大きく左右するだけでなく、言葉に深みを与え、高評価にもつながるものです。

今回は以下のようなビジネスシーンでもよく使う言葉を、相手に一目置かれるような表現に言い換えてみましょう。

<ビジネスシーンでもよく使う言い回し例>
【1】ずっと前から予想していたことでしたが
【2】お名前は以前から聞いておりました
【3】この次にでもお持ちします
【4】明日でございますね、了解しました
【5】ついさっきお帰りになったみたいです
【6】いえいえ、そんな気遣いなく……
【7】私なんかが言うのもあれなんですが……

 

相手から一目置かれる言い換え例はコレ!

【1】「ずっと前から予想していたことでしたが」


【言い換え例】「かねてより予期していたことでしたが」など

<解説>
「ずっと前から」「前に」などと意味は同じで使い方としても正しいのですが、言い換えるなら「かねてより(かねてから)」などの言い方もできます。

「ずっと前から」「すごく前から」と言いますと普段語的な響きが否めません。

 

たとえ意味は同じでも「かねてより」などに言い換えることで落ち着いた雰囲気になります。

◇◇◇
【2】「お名前は以前からよく聞いておりました」


【言い換え例】「御高名は、かねがね承っておりました」など

<解説>
元の表現は、ちゃんと「お名前」とすることで尊敬語になっていますし、正しい言い方です。

 

一方で、別の言い方、尊敬語としては「御高名」などの言葉があります。

「御高名」とは、回りから高い評価を受けて、広く名前を知られているという意味です。

 

「以前から」は【1】でも登場した「ずっと前から」と同じ意味です。

 

「ずっと前」よりも「以前」のほうが改まった感があります。

 

こちらも正しいのですが、「相手の御高名、おうわさを前から聞いている」のような場合は「御高名は(おうわさは)かねがね承っております(伺っております)」という言い回しがよく使われます。

このようなよく使われる言葉は、ひとつのフレーズとして覚えてしまうほうが楽ですね。

◇◇◇
【3】「この次にでもお持ちします」


【言い換え例】「改めてお持ちいたします」など

<解説>

「改めて」のほかにも、「次回」などの言い方もできます。

◇◇◇
【4】「明日でございますね、了解しました」
【言い換え例】「明日でございますね、かしこまりました」んど


<解説>
聞いた、わかったなどの意味では「了解しました」でも問題ありません。

 

しかし、「了解」には敬語としての要素がありませんので、お客様など目上の相手の注文や話をたしかに聞いた、受けたというような場合は「かしこまりました」「承りました」などが適切です。

◇◇◇
【5】「ついさっきお帰りになったみたいです」
【言い換え例】「今しがたお帰りになったようです」など


<解説>
「今し方」のほかにも「先ほど」などにも言い換えられます。

◇◇◇
【6】「いえいえ、そんな気遣いなく……」
【言い換え例】「いえいえ、どうぞおかまいなく……」など


<解説>
相手のところへ訪問して、お茶など相手の手を煩わせてはいけないというような思いを表す言葉です。

 

「気遣い」を使うならば「どうぞお気遣いなく」がより適切です。

◇◇◇
【7】「私なんかが言うのもあれなんですが……」


【言い換え例】「私などが申しますのもさしでがましいようでたいへん恐縮でございますが……」など

<解説>
出過ぎた行為と感じられるかもしれないため、言いにくい、恐縮だというような場面で使われます。

 

「さしでがましい」のほかにも「おこがましい」なども、分不相応という同じような意味です。

 

文書では漢語が多く使われるが、話すときは大和ことばを意識

このように見ていきますと、御高名、次回などは漢語ですが、かねてより、かねがね、改めて、さしでがましいなど、【1】~【7】のほとんどが和語・大和ことばです。

勿論、漢語で表現することにより、より改まった感じを表したり、文書では漢語も多く使われるものですが、話し言葉では大和ことばのほうが使われる頻度が高いものです。

大和ことばは語彙の基本であり、意味合いの奥深さのようなものが感じられるという点も大きいのでしょう。

 

 

手紙の書き方ガイド 井上 明美

All Aboutより転載

 

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