安全性確保は難しい 現代の食のプロセス
私たちが口にする食べ物は、多くのプロセスを経て届きます。
現代は自分の田畑で作物を作り、魚を釣ってたべるという時代ではなく、ほとんどの人が生鮮品を購入して調理しています。
また自分で調理をせず、外食や中食で食事を済ます人も少なくありません。
外食などで提供される食材は産地が見えにくく、輸入食品が利用されていることも多いものです。
食べ物が生産されてから消費者の口に入るまでのプロセスが多様化している現代において、食品の安全性を確保するのは難しくなっています。
食品安全委員会による放射性物質に関するとりまとめ
これまでもBSEや偽装表示、集団食中毒など数々の問題が起こりました。
今気になるのは、東日本大震災による福島県の原子力発電所からの、放射性物質の影響でしょう。
これについては、食品安全委員会から2011年3月に緊急のとりまとめがありました。詳しくは、こちら
(PDF)を御覧下さい。
ただし、今回のとりまとめは、あくまで緊急的であり、今後もなお継続して食品健康影響評価を行う必要があること、また今回は発がん性のリスクについての詳細な検討は行えていない等、さまざまな検討課題が残っていること、さらに、ウランやプルトニウムなども含めた各核種の詳細な評価、体内動態等に関する検討も必要であることなどの課題も示されています。
今回は、食の安全性を確保するために、日本ではどのような仕組みになっているのかをご紹介します。
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ガイド 南 恵子