ブログを読んで頂いてる皆様、お疲れ様です。
4回生三田統括をさせて頂きました、青木敦士です。
引退して約2ヶ月が経ちました。研究室で実験をする毎日も楽しく充実していますが、最近どこか寂しい感じもあります🤔 


さて、このブログが僕のラストブログになります。本当はもっと書きたかったですが、中々時間が作れずに、後回しにしてしまいました(言い訳です)。


今回のブログは、僕がカヌー部で学んだ事を中心に書きたいと思います。僕は関学カヌー部で、沢山のことを学ばせて頂き、成長することが出来ました。これから成長していく後輩たちに向けて、少しでも役に立てればと思います!



□松江レクのお話□


忘れている人がほとんどだと思うので、もう一度整理して、言語化してみたいと思います(前々回のブログにも書いています)。
ブログは何度でも読み返せるのが、とてもいいところだと思います。先代方のブログも読めるので、ぜひ読んでみてください。きっと、皆さんにとって大切な事を見つけられるはずです。

周りの人達の行動に目を向けること、誰かの意思ある言動に向き合うことについて、松江レクでは話しました。

普段一緒に過ごしている部員1人1人に目を向けて見て下さい。その人の行動には必ず意思があると思います。艇架やホースが片付けられていたり、艇庫やゴミ箱が綺麗になっていたり、意外と気が付かない所で、誰かがやっていてくれたりします(マネさんいつもありがとう。艇庫掃除は、まのんがよくやってくれていました)。

誰かの意思ある言動を支えるのは、それを見ている人がいて、その気持ちに少しでも答えようとする意思だと思います。

意思ある「行動」に対して自分自身が向き合い、そして、他者の「行動」に対しても向き合う、この2つが真に「向き合う」ことだと感じます。

カヌー部のみんなは、1人1人明確に目標を持ってコツコツ努力できる人が多い印象があります。自分自身に向き合えている素敵な人が本当に沢山いました。僕自身も3回生になるまでは、1人で自主練をする事が多かったです。それが悪い事とは思わないですが、それと同時にチームで勝つには、周りも巻き込んでいく必要があるなと感じ始めました。一緒にトレーニングが出来なくても、共有しあえる環境が必要と感じ、弟子グループでの取り組みを行ってきました。

 
□自満について□



僕たちの代の目的は「自満」でした。今更ですが、振り返ってみます。引退してからは、避けてきた部分ではありますが、逃げずに向き合いたいと思います。

正直に言うと、僕達の代は「自満」という言葉を、あまり口に出して伝えてこなかったと思います、否、口に出して実行するほど体現できていなかったというべきでしょうか。
この点に関して、僕はとても後悔しています。

まだ記憶に新しい夏のインカレで、チームがまだまだ満たされていない、「自満」のチームを体現出来ていないことを痛感した瞬間がありました。後輩たちの中にも感じた人はいたかと思います。なにかふわふわとした、地に足がつかない自分たちとは対照的に、他大学の自信と誇りに満ちた雰囲気がそこにはありました。

特に印象的だったのが、K-2 200m決勝の際に、優勝した同志社大学のペアの周りに、部員一同集まり、喜びを爆発させていました。関学も2艇決勝に残りましたが、惜しくも表彰台には届かず、悔しい結果となってしまいました。ですが、それ以上に僕は、チーム力にこんなにも差があるのかと痛感しました。僕たちのチーム力って、なんなんだろう、積み上げてきたものは何だったんだろうと。

「自満」とは、自分自身と向き合い、自分に足りていないものを見つけ、それを得るために努力し、まずは自分という器を満たすことから始まります。この点に関しては、それぞれ達成出来ている人は多かったと思います。


その次に、満たされた自分の器を、チームの器へと拡張し、そこに還元してあげることで満たしていこうというものでした。特に後半部分のチームを満たすのは、幹部が中々行動に移せてなかったと思っています。チームの器が満たされなければ、結果的に見るとそれは、自分だけしか満たされない「自己満足」というものしか残らないとも言えるかもしれません。

今更何を言おうと、結果は変わらないですが、僕たちは何度も何度も失敗をしてきました。実際に後輩たちの目にも映っていたと思います。また、現3回生からは幹部に対して意見をぶつけてきてくれたこともありました。それは、まさにチームの器を満たすための言動だったと思います。
そのことをきっかけに、変われるチャンスが沢山あったにもかかわらず、それを無下にしてしまった事が、今でも悔やまれます。


後輩たちには、同じ失敗をして欲しくありません。部員1人1人が、どんなチームにしていきたいのか1,2回生の頃から沢山話し合って欲しいと思います。チームを主体的に動かすのは幹部学年ですが、意思ある後輩たちの行動で、チームを満たしていくことは十分可能です。むしろ、その考えを学年関係なしに持ち続けて欲しいなと切実に思います。

現役の皆さんには、勝つために何ができるのかを一人一人が常に考えて、まずは、「向き合う」ことから始めて欲しいと思います。そして、「Commit」を体現するチームになることを楽しみにしています。




□後輩たちへ□


後輩たちには、自分が引退した時に、胸を張って発言できるくらい、出し惜しみ無しで頑張って欲しいなと思います。こんな僕でも、自分の意見を言えるくらいにまで成長出来ました。きっと、皆さんでも出来るはずです。成長出来るチャンスは冗談抜きで無限に転がっています。それを逃さないように。
そして、日本一になるまでの過程を存分に楽しんでください。正直、上手くいかないことの方が多く辛い事が沢山あります。でも、その過程のどこかに大切なものが必ずあります。
これからもずっと応援しています。頑張れ!💪



□謝意□


OBOGの皆様、現役の際はご指導、またご支援して頂きありがとうございました。この場をお借りして申し上げさせて頂きます。特に幹部学年になってからは、多くの方とお話させて頂き、成長することが出来ました。本当にありがとうございました。

後輩の皆も最後までついてきてくれて、本当にありがとう。君たちのおかげで、ここまで成長させてもらいました。

そして同回へ、色々思うこと感じることがあったと思います。こんな自分の意見を受け止めてくれて本当にありがとう。みんなの支えが無ければ、ここまでやって来れなかったです。




最後に…


僕はここまで成長させてもらった関学カヌー部に大きな恩があります。今後も、何かしらの形でOBとしてカヌー部に関わり、現役のサポート等していきたいと思っております。

OBOGの皆様も含め、これからも関わっていくことになると思いますが、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

青木敦士