普段の行先はテニスコートばかりですが、今週は月初にもらったスピード違反のチケットの処理で、お隣デラウェア州のコート(裁判所)に行ってきました。

人生で裁判所に行く機会なんでこれまでなかったので(しかもアメリカ)、ちょっと興味深々。

以前会社の同僚が似たような交通切符で、裁判所に行ったら警官が来ず、結局罰せられなかったと聞いたので、ひょっとして同じことある?と思って言ってみました。

スピード違反に加え、今回は直ぐに自動車保険の書類を見せれなかったので、どちらかというとそっちを証明することが目的でした。

なんか都会の大きい裁判所を想像していたら、なんか小さい図書館のような建物に到着。




始めにセキュリティーゲートがあり、持ち物検査(飛行機の検査場みたいな感じ)。

セキュリティを終えると、日本の市役所のようなカウンターと窓口が。

交通キップの支払いか、裁判かを聞かれ、裁判を選択。  書類をもらい、名前が呼ばれるのを待つように指示されます。

名前が呼ばれると、カウンターに。  書類作成の担当のポリスの方が、違反キップを見て、内容を確認。

私の場合、自動車保険の書類を持っていたので、2つの違反のうち、自動車保険の未加入の疑いが削除。 続いて、スピード違反について、罪を認めるか、異議を申し立てるか聞かれます。
(Plead guilty.  Plead not guiltyかのどちらを選択するのを聞かれます).


違反をした時のポリスの方が、異議を申し立てて戦うと、そのままのスピード(20マイルオーバ)、認めると5マイルオーバという書類を作ってくれていたのですが、私の場合明らかにスピード違反していたし、
特に違反していないことを証明する術もないので、そのまま認める旨を伝えます。
(後から来る人を色々見ていたら、ここでnot guiltyを言っている人も結構いました)。


てっきりこれで終わって、窓口で罰金を払うのかと思ったら、名前が呼ばれ別室のコートルームへ。

中に入るとシャツにガウンを着た、裁判官の方が。 なんかテレビで見るような裁判所みたい(ちょっと小さめですが)。

どうもバッチで数人毎に処理するようで、私ともう一人の方が。

再び罪を認めた場合、認めなかった場合の簡単な違いや、認めた場合支払い方法の案内が(一括、払うのが難しい場合は分割等)。

先に別の方が呼ばれ、罪を認め、支払う選択。  何の違反か分かりませんが、彼はどうも軽減され$150、違反ポイント無しでした。

続いて私の番。  同じく罪を認め、支払うことを選択。  私の場合は全部で$92ドル、違反ポイント無しで処理をしてもらいました。
(正直、認めなかった場合どうなっていたかわかりませんが、違反ポイント無しで$92で済んだのはラッキーな気も。 ただお隣デラウェアまで1時間程車で行く必要がありましたが)。


コートを出ようとしたら、裁判官の方がアメリカに来て何年? どこから来た?とちょっと世間話。

なんかここによく来るような雰囲気の人とは違うから(いい意味だそう)、声を掛けられたみたい。 印象が良かった? $92で済んだのはラッキーな方?


結局違反キップを切った警察の方に会うこともなく、裁判官の判断で終了だったコート訪問でしたが、ここら辺は州によっても違うのでしょうか。

以前ニューヨクで右折の違反を取られた時は、郵便で支払いか、裁判に行く通知がきましたが、今回のデラウェア州の場合、違反通知がその場で渡され、後は裁判所に指定された日時にいくのみ。

もし行けなかったら支払い通知が来たのかもしれませんが、当日この場所に来る必要があったので、とりあえず当日中に済んで良かったです。