指導者はサッカーを教えるだけが仕事ではない。
むしろもっと大事なことがある。
サッカーに人生で必要となる全てが詰まっている。
だから選手はサッカーを通してどんな経験をして何を学んだかが大事なんだ。
例えば、
プロサッカー選手として輝かしい実績がある選手に
どうして選手として結果を残すことができたんですか?
と聞いた時に
いや〜どうしてだろう、、
なんとなくやってたらプロになってて、
普通にやってたら結果出てたわ〜
と答えが返ってきたらどう思いますか?
億万長者の人にどうやって億万長者になったんですか?
と聞いた時に、
いや、親から貰ったから。
と言われたら
どう思いますか?
僕だったらその人からはあまり学ぶことはないなって思っちゃいます。
結果も大事ですけどやはりそのプロセスで何したのかってことの方がよっぽど大事ですよね。
なぜなら例外なくサッカー選手などアスリートはいつか必ず引退します。
マラドーナも引退したし、メッシもそのうちする。
そして大半は引退した後の人生の方が選手でいる時間よりも長いですよね。
選手の時は結果でチームに貢献できるし、
プレーで人に夢や希望を与えられるけど、
引退した後は結果だけでは人に与えられるものは極めて少なくなる。
だから結果よりも結果が出ようと出なかろうとそこに向き合ったプロセスに価値が生まれる。
結果を出すためのプロセスで自分が何を学び、どんな経験をしたかの量や濃さが引退した後に人に与えられる価値に変わる。
だから選手には結果を出すことは大切だけど
結果だけにならずに目の前のことに対する向き合い方を大切にして欲しい。