「非核『神戸方式』」という言葉を、聞いたことがあるでしょうか。「初耳だ」という方も多いかもしれません。でも、「核に関係ありそうだ」というイメージはできそうです。
神戸港では「核兵器の持ち込みを認めない、入港申請のさいに核を積んでいない証明書の提出を要求する」という行政手続きを、もう50年近くも続けています。
自治体が独自に核兵器を拒否する先進的な取り組みとして反核運動の中で注目される一方で、神戸市民でも圧倒的多数がその存在を知らないようです。少なくとも学校で教えられた記憶はありません。
まずは多くの人に「神戸方式」の存在を知ってほしい、と私は思っています。なぜこの手続きが始まったのか、どんな意味があるのか、自分でも学びながらここで書いていきますので、お付き合いをお願いします。
冒頭で「行政手続き」と言いましたが、「条例ではない」ということでもあります。神戸市として自治体の港湾管理権を行使するかたちで実現しています。直接に根拠となっているのは1975年に全会一致で採択された「非核港湾決議」で、平和運動の中では採択された3月18日を「記念日」として扱っています。
神戸市の取り組みを受けて全国各地の自治体で非核条例制定の取り組みが行われましたが、日米関係への影響を懸念する政府からの圧力などによって多くが失敗に終わっており、現在3つの自治体でのみ非核条例が制定されているようです。
神戸に対しても、日本政府や米国筋から圧力がありますが、地元の平和運動やそれを支える政党・議員などの尽力もあり、何とか守り続けています。
当ブログで、私の知る範囲で現在わかることなど書き記していきたいと思います。テーマ分けしてあるので、注目していただけるとありがたいです。