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与党から野党まで、全政党の代表が出席しての討論会。去年夏に続いての企画で面白かったです。一人ひとりの発言時間が短いのは残念ですが、そのぶん濃縮された議論だったと言えるかもしれません。

 

 

 

 

自民党の寺田氏が「核に頼らず通常兵器での日本防衛を考えるべきだ」という話を具体的にしていました。イージスシステムなど軍事強化に繋がるものでもあり賛成はできないのですが、核廃絶への道を具体的に検討できるひとつの提案として面白いと思いました。

公明党の浜田氏は具体的に「条約に参加できる状況を作っていくべき」と言っていて、いや本当にぜひやってほしいですよね。

立憲岡田氏の「現時点で拡大抑止に頼らざるをえない」という姿勢は残念で、与党側である寺田氏や浜田氏と比べてもむしろ腰が引けているように思いました。「自分も市民の一人だったら(反核活動をしている人たちと)同じように行動していたと思う」というのは、自分を特別視しているようにも見えるし、何が彼をそんなに縛り付けているのか理解できません。

共産志位氏が指摘するとおり「核抑止力」というのは「いざとなれば核兵器を使う、すなわち広島・長崎の悲劇を自らの手でふたたび地上に作り出す」という前提でのみ成り立つものです。抑止力論という幻想・虚構からの脱却をいかに進めるかというのが私たちの課題だと思いました。

国民玉木氏も、廃絶への積極的な姿勢は見えつつも抑止力論を肯定していてスッキリしません。「抑止力論と廃絶は両立できる」とも言っていましたが、私はそれは無理だと考えます。

福島氏が指摘していて大事だと思うのは「核兵器に投資しない」といった企業の行動が、日本の態度にかかわらず核兵器を追い詰めていくということです。「ESG投資」の一貫として、日本の大銀行なども核兵器開発に投資しない姿勢を取り入れるようになってきています。

船後議員がプルトニウムの大量保有を批判し、原発も辞めるべきと主張していました。そのとおりだと思います。

参加に慎重・あるいは否定的な論者からは「中国や北朝鮮のような核保有国と国境を接しているから」という主張がいくつか出ていますが、米国と隣接するメキシコ・キューバ、中国と隣接するベトナム・タイ・ミャンマー・ラオスは条約を批准しています。全く説得力がありません。

目加田先生(中央大学)の「人道的軍縮」という概念にも注目すべきだと思いました。

維新の足立議員は他党を揶揄・挑発するような独特なスタンスですが、「おためごかしのようなオブザーバー参加では意味がない」という指摘は面白いと思いました。

少なくとも条約締約国会議へのオブザーバー参加はどの党の代表者も肯定しているので、まず第一歩として参加しなければなりません。参加したうえで、既に批准している参加国から厳しい批判を受けることもあると予測しています。そういったことをどんどん可視化してほしいと思います。