己れを磨くのに凝り固まった人間、世界を動かすのはじぶんだと本気で信じている人間、ほかの者たちの代わりにじぶんが真理を探求し生きてやるのだ、という志に生きる人間、小利口な者から気違いだと断言される人間、そういう人間でなければ使い物にならない。
その他大勢に、元気でいてください、などと心にもないことを言う人間であるよりも、じぶんはやります、と言う人間であるほうがよい。 批判する人間であるよりも批判される人間であることのほうが上である。(批判する者は無為で上に立とうとするから、有為な者の核心をけっして見抜けない。)