初再呈示

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他者についてわれわれは何を知っているだろう 

 

自分を映すことしか知っていないのだ 

 

純粋な者は相手も純粋だと思う  

 

その前提のゆえに 相手の言葉に苦しむ 

 

しかし そのような前提そのものを否定すれば もう苦しまない 

 

不純な者の言葉は その前提とともに否定されるから。 

 

軽蔑すべき者の言葉で 誰が苦しもうか 

 

 

他者というものは 存在そのものを受け入れるか 否定するか 

 

ふたつにひとつ 

 

言葉はその契機となる 

 

言葉に留意しない者は存在を否定される 

 

これが神ではない人間における厳しい掟だ