初再呈示
- テーマ:
- 自分に向って
他者についてわれわれは何を知っているだろう
自分を映すことしか知っていないのだ
純粋な者は相手も純粋だと思う
その前提のゆえに 相手の言葉に苦しむ
しかし そのような前提そのものを否定すれば もう苦しまない
不純な者の言葉は その前提とともに否定されるから。
軽蔑すべき者の言葉で 誰が苦しもうか
他者というものは 存在そのものを受け入れるか 否定するか
ふたつにひとつ
言葉はその契機となる
言葉に留意しない者は存在を否定される
これが神ではない人間における厳しい掟だ