じぶんの言動を後悔しないで平気な者は、強いのでも正しいのでもなく、間違いのなかに沈んでいて、沈んでいることさえも知らない者である。

 

認識によるのではなく、認識が無いゆえの苦しみを生きるであろう。認識による懺悔がないから、幸福にはなれない。

 

 

ぼくも全部を反省できるなんて言っているのではない。ここでは、「人間」になることが問題となっている。他者への言動を反省できない者は、人間にもなれないことを言っているのだ。

 

 

ひとを言動によって苦しめていて、じぶんは苦しまないようには、いくらこの世でもできてはいない。反省しない者らにたいして。

 

 

ぼくの苦しみが消えますように。