力が入らない体勢というのは、何かに気を奪われていて、力が入る普段の体勢を忘れている意識状態で、理屈だけで構えている間違った体勢である。そういう場合は、理屈で大丈夫なはずだと思っても、中止するのがよい。そうしないと、不思議に怪我をする。 意識状態が整った時に、自然に生じる体勢を確かめて、なるほど、気が入っている場合の体勢は、理屈いじょうの智恵で生まれているのだなぁ、と納得する。