意識が外部に、つまり即ち身体に向っている場合である。その根本には、精神内容にではなく外的ノルマに意識が向いているという状態がある。そうすると意識が芯からずれて、人間は途端に疲労を覚える。これが疲労の正体なのである。そのとき人間は自分の外部である身体をも意識するから、そこで疲労回復や身体強化のために体操でもするかという発想は、本末転倒の発想なのである。 

 

 

余計なことをせずに単純に無為に休めばよいのである。そうでなければ遊ぶ。動物はそうしている。