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そのようにぼくは思っている。ワクチンも強制していない。強制していれば今のような高い接種率は無かっただろう。欧米式の強制ができる精神風土では、いまの日本はないのだ。日本人は、情報に無知であっても、社会的情緒を壊されることには我慢しないし、それが解っているから、情緒否定の強制を、政治家は出来ない。そこまで情緒支配の国なのだ。敗戦を契機に、明治的国家の呪縛は、日本から消えている。これがどれほど根本的な変化であったか、強調するのに、充分過ぎるということは、多分ない。なるほど日本は変わっていない。しかしそれは、情緒性が変わっていないということであって、そのほかの、戦前戦中までの強制的命令性は、なによりも、政治家の根性から消えて無くなっているのだ。
これはぼくの直感であるから、もちろん、世情を注意して観察してゆかなければならないことに変わりはない。
ぼくは、いまのロシアの対処は正当防衛だと思うが、日本国民の多くが情報の操作によって反ロシアになっている(と云われる)のは、日本人の原理的な戦争嫌いからして、不当な反露であっても、民族的に止むを得ないだろう。その国民性が、強制命令には絶対反対という態度の礎ともなるものだろう。正当な事柄判断の観点からすれば皮肉なことではあるが。