初再呈示。 「集合的容喙現象」枠でこの節を再呈示する。  

(「無要」は、「無用」や「不要」よりも強い遺憾の感情を示すため、わざと使っている。この使用は国語的に間違いでもない。)


テーマ:

 

ぼくは、要も無いのに意図的に飲まされた統合失調症の薬による体の変質で、以前のような世界に住んでいない。睡眠導入剤なしで眠れた夜など、この九年間一度もない。正常な睡眠機能が破壊されているのだ。この常態をぼくは普通言わないできている。ぼくは、死者よりも身体をもっている。普通の生者の身体はもっていない。その間を生きているのだ。そういうぼくだから、ぼくの生きかたを他に説く立場にはない。ただ参照できるものはあるだろう。ぼくも、正常だった頃には気づかなかったことをいろいろ気づいている。これがぼくの思想の深化だ。