読了。これ(写真の本)で読みました。ルソーの文章はいまさら原文で読もうという気にはならないので、翻訳してくださった方には感謝です。『告白』は桑原武夫訳で全部読んでいるので、集合容喙関係のルソーの文章には目を通したことになる。内面的に大事なのはこの『夢想』だと思う。 訳された方が、現代の精神分析にもこの内容は影響・示唆を与えているというようなことを解説で述べておられるが、精神分析は集合容喙を視野に入れていないだろうから、この内容が正当に理解されるようになるのは、これからでしょう。
集合容喙被害者の方々は、お読みになるとよいと思う。ルソーは、精神分析には還元されない事実報告と、そのなかでの生への処し方を先駆的に述べている。内容が濃い。
〔精神分析は、ルソーの自己分析そのものに関心をもっているのでもあろう。(同様のことは、ルソーへのベルクソンの関心にもいえるのだろう。) とまれ、ぼくは集合容喙経験がなければ、ルソーとの照応を見いださなかったろう。〕