〈内容〉
はじめにあたって
総論 ――形而上的アンティミスムの理念
高田博厚における自己愛 ――『ジョルジュ・ルオー』論
序
第一章『生成と経路』
第二章『職人徒弟』
第三章『ギュスターヴ・モロオ』
1
2
第四章『孤独・宗教的』
第五章『探索・人間の市』
1
2
3
第六章『内部の秩序』
1
2
3
第七章『象徴・神』
最終章「付記」
1
2
〈附録〉
高田博厚における「触知し得るイデー」
後記
あとがきとして
本書は、著者の Intimisme métaphysique とよぶ哲学理念の許、彫刻家にして思索家である高田博厚(1900‐1987)の根本思想を初めて本格的に明らかならしめようとする貴重な試みである。その意義は普遍的かつ根源的であり、人間の創造的生の条件が稀な真摯さで反省されていることに読者は感銘を覚えるであろう。学問・芸術の魂的原点の確認の為に、また、人生の意味の正面からの示唆を得る為に、「人間」たらんとする総ての人々に開かれた永続的価値をもつ書である。〔初版紹介文〕
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