すがすがしいなどといってもぼくの半ALSの体は治っていない。よくこんなおそろしい結果を生ずる化学物質を薬と称して強制的に飲ませたものだ。しかも絶対責任をとらないし話を受入れない。集団的完全犯罪だ。法治国家でこういうことが公然行われている。だんだん気分としては勉強できるような雰囲気にはなってきているが、ぼくの体はどこにいったのだ。拉致被害者と同じで自分の生活の本来本質でないことにもエネルギーを割かなければならない。記録をつくっておかなければならない。五体満足の君達の悩みが何だというのか。病者被迫害者が健常者の世話までしなければならないのか。あの東京でのマンション異変も付加しなければならない事実がある。次の通りだ。ふざけたことに、ぼくらが死の苦しみを受けている時、避難引越しの数日前だったが、偶然件の隣りの部屋に関係者が訪ねてきたのをぼくははっきり立ち聞きした。ぼくらの引越しの日まで知っていて話題にしていた。「おまえたちまだ何を続けているのだ。彼等はただの一般市民だということがはっきりしたのにまだ彼等にかまっているとみんな言ってるぞ。」「その話は中で。」しばらくして関係者が出てきて再び戸口で「そういうことか念のため追跡ということだな。じゃあ彼等の引越しは数日後〔しっかり日を数えて言った〕だからあとしばらくだな。」「どうも。」何の話だ。どこの上司だ。こちらの身体生活を破壊しておいて事務処理扱いだ。下請けの奴等が暴走している。これは内容は全部立ち聞きした通りだ。物理的に聞いたのであって妄想でも幻聴でもないのである。大変な重要な事実としてここにはっきり公開する。

〔この、ぼくが上司らしいと判断した訪問者は、ぼくは声だけドア越しに聴いていたのだが、きちんと事務的にてきぱきとした忙しい会社組織員の雰囲気で、やくざなどでは微塵もなかった。相当なエリート性を感じさせた。その高給サラリーマン風の男が、ぼくらの窮状を知ってか知らずか完全に一市民の生き身の苦しみを事務的見地からのみ処理事項として扱っている様を知覚して、却って社会の現実組織のおそろしさ非情さが際立って経験される感じだった。下請けに任せ自らは手を汚さないという感じか。低報酬で相当のことをやらされているようで、時々隣室から、「そんなことまでやらされたら割が合わない」と言っているのを壁越に聞いたこともある。男女二人居て話したり壁づたいに盗聴透視監視していると判断された。高度情報機器でわたしたちの話声も、多分赤外線透視装置で移動挙措もわかるのだろう。TVで実験をちらと観た記憶がある。NHKの番組だったと思うが、あの類が使われたのではあるまいかと想像している。堂々と透視聴しただけでなく電磁波で脳組織を破壊する加害行為をも行った。指令の大元をぼくは様子と異変経緯から推断している。背後にまだ圧力団体がいるのかもしれない。おそらく指令者と圧力者の間にかなり拮抗関係がある。かなり緻密にぼくはその様子をその都度押測っていた。隣室の住人の声や話からすくなくとも直接的指令者のほうは確信をもって言える。ぼくが部屋でわざとその類のことを声にしていたら、向こうで引掛りわざわざ聞えるような応返が何度もあった。この応返自体が芝居でないかぎり。〕
読者にはよくかんがえてもらいたい、勝手に普通市民の個人生活を開き直って堂々と隣室から透視盗聴させ、危害も加える、証拠が挙がり得ないと踏んだ上でのほんとうの傍若無人を、公的社会組織〔NHK〕が、責任者の指示でやらせる、こういうことがまかり通る社会が、文化国、人間尊重国なのか。この責任者は、ぼくがこれを公にしようとしていると判断すると、「殺せ」と命じ、下請け末端に電子機器で実行させた。この公的組織とはどういう組織でしょうか(ぼくは直接言うことはしない)〔NHKである〕。ぼくは空想妄想を言っているのではないのです。おそろしくも経験した事実を言っているのです。〕

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〈敵〉のやりくちを想起すると、その異様な雰囲気と価値観、判断と決めつけの仕方など、慣れ親しんだ日本らしさなど微塵もない。まったく疎遠そのもので、わたしの今の周囲の住民自体も異民族が入れ替わったみたいな空気だ。そして〈洗脳〉された連中も気質がこの異民族性に同化している。「こいつらは日本人じゃない」というのが率直な印象だ。地上の他の根っこから生じた連中だ。
政府には徹底した追及を要請する。