形而上的アンティミスムは魂主義であり、魂の望まざる敵・悪魔とたたかわざるを得ないのだろう。悪魔を見抜くこと。悪魔は魂を殺そうとする力である。それはあらゆる現世力の中に潜む。現世力と取り引きがある霊的な次元にまで浸透している。その最奥の根源が悪魔として思念される。魂の何たるかを示さない教育ではどうしようもない。
ぼくはいま、回り巡って、なぜぼくが悪魔から〈断罪〉されたかがよく確認できる。此の世の強引で魂を殺そうとする権力意志を感じ、それに傷つき、本気で怒り、悪魔にそれが伝わったからである。
ぼくはいまここで非常に重大な確認をしたのだ。あの筆記録、ぼくを殺す、と書かれた筆記録を、もちろんぼくは真に受ける何の根拠もないものとして当時見做していた。仮にそういう、これをぼくの伴侶に書かせたテレパシーのようなものがあって、その発信主も存在していたと想定しても、人ひとり傷つけていないぼくが現実に殺されるわけは無い、と判断するしかなかった。しかし現在ぼくは、そんなテレパシーなどまだ何の不思議でもないような信じられないやり方で事実上殺されてしまっているのだ。この今の時点からみて、あの〈通告〉のとおりになった、と見做すことに何か不自然があるだろうか。上の数行のぼくの確認・判断は、ぼくのせいいっぱいの真実なのだ。ぼくが当時魂を傷つけられ本気で怒ったこと、それは尚ここでそのまま述べるわけにはいかない。誰も進んで探らなければ、ぼくの怒りはぼく自身の内でのつぶやきであっただけで終わっただろう。ぼくはそれに次の本の原稿に取り掛かっていて、その苦闘の表現としてのつぶやきも家の中で発していた。ところがそういうぼくの個人的なつぶやきすべてを、勝手に解釈する立場から、探り聴いている存在が偶々(そう、偶々と言っておこう)、やはり当時いたらしいのだ。そうでなければ今にいたる経緯は全然仮定説明すらできない。どこにその存在、悪魔のエージェントのような存在がいたらしいかは、読者の推測にあえてお任せする。
ぼくはいま、回り巡って、なぜぼくが悪魔から〈断罪〉されたかがよく確認できる。此の世の強引で魂を殺そうとする権力意志を感じ、それに傷つき、本気で怒り、悪魔にそれが伝わったからである。
ぼくはいまここで非常に重大な確認をしたのだ。あの筆記録、ぼくを殺す、と書かれた筆記録を、もちろんぼくは真に受ける何の根拠もないものとして当時見做していた。仮にそういう、これをぼくの伴侶に書かせたテレパシーのようなものがあって、その発信主も存在していたと想定しても、人ひとり傷つけていないぼくが現実に殺されるわけは無い、と判断するしかなかった。しかし現在ぼくは、そんなテレパシーなどまだ何の不思議でもないような信じられないやり方で事実上殺されてしまっているのだ。この今の時点からみて、あの〈通告〉のとおりになった、と見做すことに何か不自然があるだろうか。上の数行のぼくの確認・判断は、ぼくのせいいっぱいの真実なのだ。ぼくが当時魂を傷つけられ本気で怒ったこと、それは尚ここでそのまま述べるわけにはいかない。誰も進んで探らなければ、ぼくの怒りはぼく自身の内でのつぶやきであっただけで終わっただろう。ぼくはそれに次の本の原稿に取り掛かっていて、その苦闘の表現としてのつぶやきも家の中で発していた。ところがそういうぼくの個人的なつぶやきすべてを、勝手に解釈する立場から、探り聴いている存在が偶々(そう、偶々と言っておこう)、やはり当時いたらしいのだ。そうでなければ今にいたる経緯は全然仮定説明すらできない。どこにその存在、悪魔のエージェントのような存在がいたらしいかは、読者の推測にあえてお任せする。