「永遠の僕たち」
監督 ガス・ヴァン・サント
脚本 ジェイソン・リュウ
出演 ヘンリー・ホッパー(イーノック)
ミア・ワシコウスカ(アナベル)
加瀬 亮(ヒロシ)
ガス・ヴァン・サント監督が描く青春映画![]()
結構私は気に入っている![]()
今回もまさしくその青春映画だ。
そして、私が知っている作品の中でも今回が一番感覚的な印象を受けた。
ティンエージにおける『死』をテーマにしているのだが、
「マイ・プライベート・アイダホ」の時のようなリアリティさもなく、
「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」の時のような
ストーリーの充足感もない。
だが、得てして暗くなりがちなテーマにも関わらず、
映し出される背景や役者のオーラ、台詞の響きや音楽の共鳴は
まるで魔法にでもかけられたように
私の耳には小川を流れるせせらぎが聞こえ、
私の肌は優しく温かな春風を感じていた![]()
中盤から主人公イーノックが
悲しい現実と自分に向う展開のシーンになっても
こうした優しい感覚が崩れる事がなかったのは、
特攻隊兵の役を演じた加瀬亮くんの
軽やかながら落ちついた存在が大きかったように思う。
非常に個人的な意見ではあるが、
私はこの軽やかな落ち着きは他のどの国にもない民族性だと考える![]()
落ち着いた人は何処にいっても好感度が高いが、
他の国の落ち着きさは百獣の王
を思わせるような、
どこか強さを誇る威圧感がある。
しかし、日本人の落ち着きは人を意識させない寛容さがあり、
これが『静』という表現に繋がっていくのではないかな
なんて思うのだ![]()
そういう意味でも加瀬君の使われ方は違和感がなく、
又、特攻隊兵の取り上げ方も青春の純真な恋愛に向けさせた演出によって
不快感なく見ることができた![]()
そして
「グッド・ウィル・ハンティング」を彷彿とさせるような
ラストシーン
・・・・
そのシーンは更に私達の胸を打ち![]()
エンドロールが終わるまで、誰もその席を立つ事が出来なかった![]()
まさしく、これがガス・ヴァン・サント監督のマジックだろうか![]()
何か映画と言うよりは、
ミュージックビデオの物語を見ているような感覚だったのかもしれない。
実際、彼はデビッド・ボーイやエルトンジョン等、
たくさんの大物歌手のミュージックビデオを手がけている。
もちろん、この映画の主軸となった二人の役者にも注目が集まるところ
実は主人公のイーノック役をあのデニス・ホッパーの息子
ヘンリー・ホッパーが演じている。
別の意味で驚いたのは、デニス・ホッパーにこんな若い息子がいたの![]()
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だったが、10代のイノセンスな表現を上手く演じていたと思う。
アナベル役のミア・ワシコウスカは
私が好きなタイプの女優。
と言うのも、単にベリーショートが似合う女の子が好きなだけだが・・・![]()
「アリス・イン・ワンダーランド」の主役を演じいた。
これからどのような魅力的な女優になるのかを注目していきたい。
ともかく、映画として全体的な評価は賛否両論あるだろうが、
私はこういう映画が好きである![]()
またまた蛇足だが、過去にこの映画と似たような体験をしたのは、
「青いパパイヤの香り」という映画があったような・・・。
確か「ノルウェイの森」を監督したトラン・アン・ユン
当時、ベトナムと言うと戦争ばかりが取り上げられている時代だったせいか、
男女の恋愛に焦点をおいた物語は
余計に新鮮でエロティックに感じた事を覚えている![]()
そして、料理を作る事がこんなにもセクシーな所作である事に気づかされた映画でもあった










