dEvEloPing: レタッチャー英国日誌 -8ページ目

賀正

dEvEloPing: レタッチャー英国日誌

Leica CL
C Sonnar 50mm f1.5
160 NC

クリスマスに全ての力を注ぎ込む英国の正月は盛り上がりに欠ける。カウントダウンに続く、ロンドンの夜を染める花火を除けば、他の年に52回ある週末と何も変わらない。三が日を特別な日として過ごす習慣は彼等にはなく、むろん情緒など望むべくもない。

日本の正月の習慣は英国ではクリスマスにあたるであろう。

以前にも述べたが、英国のクリスマスは静寂に包まる。
イブの夜の商店は気持ち早く閉められ、最後の買い物にきた人びとで溢れる。さながら大晦日のように。

25日。地下鉄、バスなども含め一つの例外もなく全ての店が閉じられ、すでに帰郷した多くの人々は両親とともにひと時を過ごす。

明くる26日はボックシングデイという英連邦で共有される祝日になり、一年をとうして最大のバーゲンセールが始まる。年が変わる前には人々は帰省先より戻り普段の生活へ帰る。(その為多くの会社はイブ前より休みに入る。私の勤める会社も12月23日から1月4日までがクリスマス休暇)

しかしながら、全く違う文化のこの国で、雑煮を啜りながら過ごす正月も乙と言えば乙、きっと良い財産にになるであろう。

最後に、そして少し遅れてしまったが、

明けまして、おめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。